アベンジャーズ・エンドゲームで指パッチンをしたアイアンマン(トニー・スターク)。
この指パッチンについて視聴者が疑問に思っている以下の内容について考察していきます。
- なぜ敵だけ灰になったのか
- なぜトニーは指パッチンに苦しまなかったのか
- ナノガントレットの効果は?
- なぜI am Iron Man(私がアイアンマンだ)と言ったのか
この記事ではアベンジャーズ/エンドゲームのネタバレを含みます
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目次
なぜ敵だけ灰になったのか
まずなぜ、アベンジャーズの敵(サノス軍)だけ灰になったのか。
結論を言うと、トニーが「サノス軍を消したい」といったニュアンスの願いを込めて指パッチンしたからです。
具体的に彼が何を願ったのかは後ほど解説します。
おそらくここで、指パッチンでは半分の生命を操作することしかできないのでは?と思った方がいるはずです。
実際、インフィニティ・ウォーでサノスが指パッチンしたときに全宇宙の生命体の半分が消え、エンドゲームのハルクの指パッチンで半分の生命が復活しましたからね。
しかし、指パッチンの本当の力は半分の生命を操作することではなく、指パッチン実行者の願いを叶えられるというものなのです。
だから、トニーはサノス軍を消すことができた、アベンジャーズが最終決戦に勝てたわけですね。
指パッチンでどんな願いも叶うの?
ではインフィニティ・ストーンを6つ集めて指パッチンすれば、どんな願いも叶うのでしょうか。
ここで指パッチンの場面を振り返っておきましょう。
前作インフィニティ・ウォーでサノスは6つのインフィニティ・ストーンを集め指パッチンし、全生命体の半分を消し去るという目的を果たしました。
またエンドゲームの冒頭、サノスはインフィニティ・ストーンを破壊するために再び指パッチンしたと発言。実際、サノスがはめていたガントレットには石はありませんでした。
エンドゲームでは、過去に戻りインフィニティストーンを集め、再び指パッチンすれば消えた半分を取り戻すことができると考えます。
そして、ハルクがナノガントレットをはめ指パッチンすると5年前に消えた半分の生命体が復活。
しかし、ソウルストーンを手に入れるために犠牲になったナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)とガモーラは復活せず。サノスに殺されたロキやヘイムダル、ビジョンも生き返りませんでした。
ハルクは、指パッチンしたときにナターシャを戻そうとしたけど無理だったと言いています。このことから、インフィニティ・ストーンでどんな願いも叶うわけではないということがわかりますね。
灰になった生命体は復活できても、本当にこの世を去ったものは復活できないということなのでしょう。
インフィニティ・ウォーの消えた人&生き残りキャラを整理!相関図をまとめてみた
アイアンマンは指パッチンで何を願ったのか?なぜサノス軍だけ消えた?
では、指パッチンでサノス軍団を消し去ったアイアンマンは具体的に何を願ったのでしょうか。
指パッチンの後にサノス軍だけ消えたことから、トニーは「サノス軍だけを消す」と願ったと考えられます。
しかしエンドゲームの未公開映像で、トニーの指パッチンの後にサノス軍の一員として過去から来た2014年のガモーラは生存していることが判明。なので、単純に2014年のサノス軍を消したわけではないことがわかります。
ただ、最終決戦ではガモーラがアベンジャーズの一員としてサノス軍と戦っていたので、あの時点でガモーラはサノス軍ではなかったのかもしれません。
それかトニーが、サノス軍ではなく「サノスと彼に従う者を消す」的な感じで願ったのかも。
アイアンマンがなぜ指パッチンに苦しまなかったのか(ガントレットの効果)
ハルクの指パッチンと比べると、トニーは苦しそうにしていませんでしたね。
ガンマ線の影響である程度耐性があるはずのハルクですら、非常に苦しみながら指パッチンしています。
ですから、スーツを脱げば普通の人間のトニー・スタークが「I am Ironman」と言える余裕があったことに疑問が残るでしょう。
この疑問の答えはアイアンマンのパワードスーツ/マーク85に秘密が隠されています。
トニー・スタークは空白の5年間の間に、自分が指パッチンしてもストーンの力に耐えられるようにスーツを開発。
それにより、ハルクより苦しまずに指パッチンすることができたのです。
ドクターストレンジのように未来が見えていたわけではないですが、最後は誰かが犠牲にならなくてはならない、そうなった時には自分が担うと想定していたのでしょう。
そして、サノスから吸い取るように6つの石をナノガントレットに集める効果は、おそらくインフィニティ・ウォーの対サノス戦の経験から。
このとき、5人がかりでサノスからガントレットを奪おうとするもあと一歩のところで取ることができませんでした。
この経験から、ガントレット自体を奪うことはできない、そうだインフィニティ・ストーンを自分のパワードスーツに吸い寄せてしまう効果を入れようというアイデアが出たのかなと。
エンドゲームでトニーが装着していたマーク85については下の記事をご覧ください。
アイアンマン マーク85は弱くてダサい?マーク50との違いや性能も調査!
I am Iron Manの意味は?
トニーが指パッチンするとき、「I amn Iron Man」といいます。
では、これにはどういう意味があったのか。
この場面を振り返ると…
サノスは「I am inevitable .(私は絶対なのだ。)」と言いながら指パッチンするも、ここでは何も起ころず。
インフィニティ・ストーンはトニーの右手に渡っており、サノスの言葉に対抗する形で「and I… am… Iron Man.(それなら私は、アイアンマンだ。)」と言います。
「 I am Iron Man.」はアイアンマン1作目の最後にトニー・スタークが言ったセリフ。このときはこれから自分がヒーローとして地球を守っていく、未来に向けたメッセージだったでしょう。
対して、エンドゲームでの発言は、私がアイアンマンで、自分が犠牲になってでもこの世界を救ってやる。という現在における意思表示だったのではないでしょうか。
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