アベンジャーズ・エンドゲームのクライマックスで指パッチンをしたアイアンマン。
今回は、この場面におけるアイアンマンことトニー・スタークの言動の注目して考察していきます。指パッチンをしたとき、彼は何を願い、なぜ「I am Iron Man」と言ったのか。なぜ、アイアンマンは指パッチンに耐えられたのか掘り下げていきたいと思います。
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目次
アイアンマンがなぜ指パッチンに苦しまなかったのか
ハルクの指パッチンと比べると、トニーは苦しそうにしていませんでした。
ガンマ線の影響である程度耐性があるはずのハルクですら、非常に苦しみながら指パッチンしています。ですから、スーツを脱げば普通の人間のトニー・スタークが「I am Ironman」と言える余裕があったことに疑問が残るでしょう。
この疑問の答えはアイアンマンのパワードスーツ/マーク85に秘密が隠されています。
トニー・スタークは空白の5年間の間に、自分が指パッチンしてもストーンの力に耐えられるようにスーツを開発。
それにより、ハルクより苦しまずに指パッチンすることができたのです。ドクターストレンジのように未来が見えていたわけではないですが、最後は誰かが犠牲にならなくてはならない、そうなった時には自分が担うと想定していたのでしょう。
サノスから吸い取るように6つの石をナノガントレットに集めることができたのは、インフィニティ・ウォーでサノスからガントレットを奪うのに最後の最後で奪うことができなかった経験があるからだと思います。
エンドゲームでトニーが装着していたマーク85については下の記事をご覧ください。

インフィニティ・ストーンを6つ集めるとどうなる?

What are the Infinity Stones_ Some things you need to know before Avengers_ Infinity War
前作インフィニティ・ウォーでサノスは6つのインフィニティ・ストーンを集め指パッチンし、全生命体の半分を消し去るという目的を果たしました。
またエンドゲームの冒頭、サノスはインフィニティ・ストーンを破壊するために再び指パッチンしたと発言。実際、サノスがはめていたガントレットには石はありませんでした。
サノスの行動から、インフィニティストーンをすべて集めた後、願いを込めて指パッチンすればどんな願いも叶うように思えたでしょう。
アベンジャーズは過去に戻りインフィニティストーンを集め、再び指パッチンすれば消えた半分を取り戻すことができると考えます。
そして、ハルクがナノガントレットをはめ指パッチンすると5年前に消えた半分の生命体が復活。
しかし、ソウルストーンを手に入れるために犠牲になったナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)とガモーラは復活せず。サノスに殺されたロキやヘイムダル、ビジョンも生き返りませんでした。
ハルクは、指パッチンしたときにナターシャを戻そうとしたけど無理だったと言いています。このことから、インフィニティ・ストーンでどんな願いも叶うわけではないということがわかりますね。
灰になった生命体は復活できても、本当にこの世を去ったものは復活できないということでしょう。もし、それが可能だったら、誰でもどの時代で亡くなった人も生き返らせることができてしまいますから。

アイアンマンは指パッチンで何を願ったのか?なぜサノス軍だけ消えた?
では、指パッチンでサノス軍団を消し去ったアイアンマンは何を願ったのでしょうか。
指パッチンの後にサノス軍だけ消えたことから、トニーは「サノス軍だけを消す」と願ったと考えられます。
しかしエンドゲームの未公開映像で、トニーの指パッチンの後にサノス軍の一員として過去から来た2014年のガモーラは生存していることが判明。なので、単純に2014年のサノス軍を消したわけではないことがわかります。
ただ、最終決戦ではガモーラがアベンジャーズの一員としてサノス軍と戦っていたので、あの時点でガモーラはサノス軍ではなかったのかもしれません。
そうすると、トニーはサノス軍だけを消すことを願い、ガモーラ以外の敵が消滅したことは辻褄があうでしょう。
I am Iron Manの意味は?
サノスはアベンジャーズとのバトルの末、ガントレットを手にします。そして「I am inevitable .(私は絶対なのだ。)」と言いながら指パッチン。しかしここでは何も起ころず。
インフィニティ・ストーンはトニーの右手に渡っており、サノスの言葉に対抗する形で「and I… am… Iron Man.(それなら私は、アイアンマンだ。)」と言います。
「 I am Iron Man.」はアイアンマン1作目の最後にトニー・スタークが言ったセリフ。このときはこれから自分がヒーローとして地球を守っていく、未来に向けたメッセージだったでしょう。
対して、エンドゲームでの発言は、私がアイアンマンで、自分が犠牲になってでもこの世界を救ってやる。という現在における意思表示だったのではないでしょうか。
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