9月18日より公開している映画「TENET テネット」。
今回は小ネタや伏線回収に注目して観ていきたいと思います。
この記事では映画「TENET テネット」のネタバレを含みます
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目次
TENET テネットの小ネタ
まずは小ネタについて。
赤と青の色分けの意味は?
この映画を見るときに意識するといいのが色使いです。
今作は時間の逆行が大きなテーマになっていますが、時間の順行つまり現実世界と同様に現在から未来に進む世界は赤色で、反対に現在から過去に進む世界は青色になっています。
この色分けはロゴマークから使用されていました。冒頭のワーナーブラザーズのロゴは赤色、エンドロール後のロゴは青色になっていましたね。
物語のスタートということで冒頭は順行を示す赤を使用し、ラストで青色を使ったのはまた劇場の戻って見返してほしいという意味が込められているからではないでしょうか。
劇中でも、主人公が尋問をうける倉庫の中が、赤と青で色分けされています。最初に主人公がいた部屋は順行を示す赤色でセイターとキャットがいた部屋は逆行を示す青色。
最終決戦では、主人公の順行チームは赤のテープを、ニールの逆行チームは青色のテープを腕に巻いていました。彼らの腕時計の文字盤も同様に色分けされています。
その他、細かいところでいうと最初のオペラハウスのミッションで主人公が身につけることになったステッカーは赤色、オスロ空港内の保管庫を案内する人物が赤色の飾りを身に着けていました。
マクスウェルの悪魔
主人公がバーバラから逆行弾について説明を受ける場面で、研究室のホワイトボードに熱力学の思考実験「マクスウェルの悪魔」の図が記されているのがわかります。
マクスウェルの悪魔とはエントロピー増大の法則の矛盾を示した思考実験で、架空の存在”悪魔”がいたとすれば、エントロピーを減少させ時間の向きを逆転させることができると提唱したもの。
今作はこのマクスウェル悪魔が実現したらという部分をSF要素を盛り込んで作られたと考えられます。
エントロピーを図で示す際に赤と青が使い分けられるため、テネットでもこの2色が使われたのでしょう。
SATOR式
SATOR式とはラテン語の回文を指し、上の図の通り「SATOR、 AREPO、 TENET 、OPERA 、ROTAS」の5つの単語が上下左右どこからでも読めるようになっています。これには「農夫のアレポ氏は馬鋤きを曳いて仕事をする」という意味があります。
それぞれの言葉と映画テネットの関係は次の通り。
- SATOR(セイター):今作の敵でキャットの夫
- AREPO(アレポ):ゴヤの贋作を描いた画家
- TENET(テネット):今作のタイトル
- OPERA(オペラ):冒頭のオペラ劇場
- ROTAS(ロータス):フリーポートの警備会社
TENETの意味
タイトルの「TENET」に注目すると、最後の決戦が10分間の挟み撃ち作戦で10=TENが左右から読めるようになっており、順行チームと10分と逆行チームの10分で挟んでいるのがわかります。
また、10分という数字は、オスロ空港内の保管庫のシステムが停止からロックされるまでの時間も示していました。
それから、TENETのNは、最後の挟み撃ち作戦で鍵を握ったニール(Neil)の頭文字をとったのではないか、あるいは現在のnowからとったものではないかと考えられます。
テネットの伏線回収
今作は時間の逆行をうまく使い伏線回収がされていました。順番に整理していきましょう。
オレンジのストラップをつけたリュック
冒頭のオペラ劇場で、主人公を逆行弾で助ける人物がいました。
このときは誰が助けてくれたかわかりませんでしたが、最後のミッションを完了した後にニールがオレンジの紐を付けたリュックを背負っていたことから、オペラハウスで主人公を助けたのがニールであることが判明します。
ニールについて詳しくは下の記事で!
テネットのニールは最後に死亡したのか生きてるのか?リュックのストラップの意味は?
船から飛び込む女性
主人公がキャットに出会ったときに、夫の愛人が船から飛び込む姿を見て羨ましいと語っていました。
しかし、ラストでその女性は未来の自分であることが判明します。
キャットは、主人公たちがミッションを完了させる直前にセイターを殺害。そのあと船から海に飛び込んだのでした。
オスロ空港の回転扉から出てきた男
主人公はオスロ空港の保管庫にて回転扉から出てきた男と対峙します。
この男は後に負傷したキャットを救うため未来から逆行してきた自分自身であることが判明。
未来から戻ってきた主人公は逆行状態で過去の主人公の対決、その後回転扉に入り順行ルートに戻りました。
逆行する車
護送車からアルゴリズムの一つを回収したあと、主人公は人質に取られたキャットを助けるため、オレンジのケースをセイターに渡してしまいます。
このとき、前方から逆行する一台の車が迫ってきました。予告編でも車の横転するシーンがあったので印象に残っている人もいるのではないでしょうか。
後にこの車には主人公が乗っていたことが判明します。
クラクションを鳴らす装甲車
クライマックスで主人公とアイブズがトンネルの中に入りますが、入ろうとするときに、後ろからクラクションを鳴らす装甲車がありました。
この装甲車に乗っていたのはニールでしたね。
彼は未来から逆行していたため、トンネルの入口に敵が爆弾を仕掛けていたことを知っていたのです。ニールは主人公たちに知らせるためクラクションを鳴らしていました。
テネットのタイムライン/時間軸マップを図で徹底解説!時系列やあらすじを整理!
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※本ページの情報は2024年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTにてご確認ください 。