クリストファー・ノーラン最新作「TENET テネット」。
今回は主要キャラクターのニールにフォーカスして見ていきたいと思います。
彼は最後に死亡したのかそれとも、その後も生きてるのか考察していきます。
また、ニールがエリザベス・デビッキ演じるキャットの〇〇ではないかと言われているのでのそのあたりも掘り下げていきます。
この記事では映画「TENET テネット」のネタバレを含みます
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目次
テネットのニール
オレンジのストラップをつけたリュック
映画ラストで主人公と別れを告げたニールがオレンジのストラップをつけたリュックを持っていることがわかります。気づいた人がいると思いますが、このリュックは映画冒頭のオペラハウスのシーンにも登場。
オペラハウスで逆行する銃弾を使い主人公を助ける人物がいましたが、その人もオレンジのストラップをつけたリュックを背負っていました。つまり、冒頭部分で主人公を助けたのはニールだったのです。
ニールと主人公との関係
物語が進むにつれて、ニールの雇い主が未来の主人公であることが判明します。彼は数年前から主人公のことを知っており、現実とは逆行する形で主人公に近づいていたのでした。
初対面で主人公がアルコールを飲まないことを知っていたのもそのため。
逆行する場合、酸素マスクをつけて順行と反対方向に動いているように見えるはずです。
しかし、彼はマスクをつけず順行と同じ方向に動いているシーンが多かったですね。これはおそらく、主人公を助ける任務を受けたニールが、オペラハウスのシーンの前まで逆行で生活し、そこから順行し主人公と出会ったと考えられます。
ニールは最後死んだの?
最終決戦で地下トンネルの先に格子扉があり、その扉の鍵を開け、主人公の身代わりになる人物がいました。
その人物のそばにオレンジのストラップが付いているリュックがあったため、彼がニールであることがわかります。
つまり、挟み撃ち作戦で未来から過去に逆行していたニールは、ミッションを達成する前に死んでしまっているのです。
分かりづらいのでニールの時系列を図にしました。
ではなぜ最後のシーンでニールは生きていたのか。
これはニールが死んだと判断できたのが順行していた主人公の視点でだからです。
ニールの視点で見ると、逆行していたニールは自分の死を迎える前に順行に切り替え(図の下から二番目の赤矢印)、主人公とアイブズを助けていたのがわかります。
しかし、ミッションを完了した後、映像では映っていませんが、再びニールはトンネルの中に戻り主人公の身代わりになる運命にあります。ですから、ニールは最後死んでしまったのでしょう。
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ニールの正体はキャットの息子?
さらに、ニールに正体がキャットの息子マックスであると言われています。
これを裏付ける理由がいくつかあります。
まず、ニールが命をかけて主人公を助けたのは、他でもない自分の父親のような存在だったからですね。
ラストで主人公がニールとマックスを見守る姿がありましたが、あの後主人公はキャットと結婚ないしは親密な関係になり、マックスの父親になるのでしょう。未来の主人公に育てられたニールは主人公を助けるため過去に送られたと考えられます。
その他主人公の好みの飲み物を知り、さらに大学で物理を専攻したのも主人公の影響が大きいでしょう。
また、キャットの息子マックスは英語表記でMaximilienになり、後ろから読むと赤い部分がNeil=ニールになることからも、マックスがニールであることが裏付けています。
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