X-MENとアベンジャーズは、どちらもマーベルコミックに登場するヒーローチームです。これまで、映画では別々の世界に存在していましたが、2019年にディズニーが20世紀フォックスを買収したことで、X-MENがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に合流できるようになりました。
そこで今回は、X-MENとMCU/アベンジャーズの違いを図を使いながら解説しつつ、今後のX-MENとMCUの繋がりについて考察していきます。
この記事ではこれまでのMCU作品の内容について触れます
目次
X-MENとMCU/アベンジャーズの違いは?
配給・制作会社の違い
X-MENとアベンジャーズは、どちらもマーベルコミックに登場するヒーローチームですが、映画ではこれまで別々の世界に存在していました。
アベンジャーズやアイアンマン、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーといったマーベル作品は、ディズニーの傘下にあるマーベル・スタジオが独自に制作しています。
これらの作品群はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)と呼ばれ、キャラクターが一つの世界に存在しているのが特徴です。
一方、X-MENシリーズは20世紀スタジオ(旧20世紀フォックス)が制作していたため、MCU作品ではありません。
同様に、2000年代初頭に公開されたスパイダーマンもソニー・ピクチャーズが制作しているため、MCU作品ではありません。ただ、スパイダーマン/ホームカミング、ファーフロムホーム、そして2022年に公開されたノーウェイホームは、マーベル・スタジオとソニーが共同で制作しているため、MCUの世界にスパイダーマンが存在します。
上の図の通り、原作においてはX-MENもアベンジャーズもマーベルという枠の中にあります。
しかし、実写映画はX-MENと2000年代初頭のスパイダーマンがMCUとは異なる世界で作られていたため、MCUとは別の枠となっていました。
世界観やテーマの違い
X-MEN:マイノリティとしての苦悩と共存の模索
X-MENの物語は、ミュータントたちが特殊能力を持つがゆえに、社会から恐れられ、差別されるという現実を浮き彫りにしています。彼らは、自分たちの存在意義や居場所を求めて葛藤し、時には人間との共存を模索し、時には対立を余儀なくされます。
このマイノリティとしての苦悩と共存の模索というテーマは、現実社会における差別や偏見の問題にも通じるものであり、X-MENシリーズが多くのファンに共感される理由の一つとなっています。
アベンジャーズ:世界を守るヒーローとしての使命
一方、アベンジャーズは、地球や宇宙規模の脅威から世界を守るヒーローチームとして描かれています。彼らは、それぞれの能力を活かして協力し、人類の危機に立ち向かいます。
アベンジャーズの物語は、ヒーローとしての使命感や責任感、そしてチームワークの重要性を強調しており、X-MENとは異なる視点で描かれています。
X-MENがMCUに合流するのはいつ?すでに繋がりあり?
2019年にディズニーが20世紀フォックスを買収したことで、マーベル・スタジオがX-MENを題材にした作品を制作することが可能になり、X-MENがMCU作品に登場できるようになりました。
2022年に公開された映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」では、X-MENの創設者であるプロフェッサーXが登場。
ドラマ「ミズ・マーベル」では、主人公のカマラ・カーンがミュータントだったことが明らかに。
>>ミズ・マーベル(カマラ)はいつからミュータント?X-MENとの関係や繋がりは?
また、2023年11月に公開された映画「ザ・マーベルズ」では、モニカ・ランボーが飛ばされた別次元にX-MENのビーストが存在することが判明。
そして、2024年7月24日公開の映画「デッドプール3」では、X-MENと繋がりがあるデッドプールがMCUに参戦します。
予告編を見る感じ、X-MENの時間軸からMCUの神聖時間軸に飛ばされ、ここにドラマ「ロキ」のTVA(時間変異取締局)が関わってくと予想されます。
>>【最新】X-MENの時系列を図に!見る順番を徹底解説!【デッドプール3との繋がり】
【最新】X-MENの時系列を図に!見る順番を解説!【デッドプール3との繋がり】
アベンジャーズvsX-MENが実現か?
X-MENがMCUに合流することで、アベンジャーズとX-MENの対立が描かれる可能性もあります。コミックでは、「アベンジャーズvsX-MEN」というストーリーが人気を集めました。
映画でも、X-MENとアベンジャーズの対立が描かれることで、新たなドラマが生まれるかもしれません。
今考えられるのは、アベンジャーズ6「シークレット・ウォーズ」におけるアベンジャーズvsX-MEN。
ザ・マーベルズのビーストのように、別時間ではミュータントが存在していますから、異なる時間軸が衝突した際に、アベンジャーズとX-MENが対峙する可能性が考えられます。
ミュータントの存在意義や共存の可能性をめぐり、両者が対立する展開は原作コミック「アベンジャーズvsX-MEN」を彷彿とさせ、MCUファンにとって大きな見どころとなるでしょう。
まとめ
X-MENとアベンジャーズは、どちらも魅力的なヒーローチームです。
これまで別々の世界に存在していましたが、今後はMCUの世界でX-MENのキャラクターが登場する機会が増えるでしょう。
X-MENとアベンジャーズがどのように関わっていくのか、今後の展開に期待が高まります。
両作品に出てるクイックシルバーを比較!
クイックシルバーは両方の作品に出ているということで、比較していきましょう。
まず、共通するのが能力です。どちらも超人的なスピードを持っています。
X-MENのクイックシルバー
- 名前:ピーター・マキシモフ
- 俳優:エヴァン・ピーターズ
- 作品:X-MEN:フューチャー&パスト(2014年)
X-MEN:アポカリプス(2016年)
X-MEN:ダークフェニックス(2019年) - 設定:マグニートーの息子
生まれながらに超人的なスピードを持っています。
X-MENのクイックシルバーは、若々しく快活な性格で、そのスピードを活かしたコミカルなアクションが特徴です。
アベンジャーズのクイックシルバー
- 名前:ピエトロ・マキシモフ
- 俳優:アーロン・テイラー・ジョンソン
- 作品:アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)
- 設定:スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフの兄、
ソコヴィア出身で、人体実験によって超能力を得た強化人間です。
アベンジャーズのクイックシルバーは、真面目で妹思いな性格で、その能力を活かしてアベンジャーズをサポートします。
衣装の比較
X-MENのクイックシルバーは、シルバーを基調としたスタイリッシュな衣装を身に着けています。これは、彼の名前である「Quicksilver(水銀)」に由来していると考えられます。
一方、アベンジャーズのクイックシルバーは、よりシンプルな服装で、機能性を重視したデザインとなっています。
俳優の共演
Truly a multiverse of madness… #Quicksilver #Pietro #AaronTaylorJohnson #EvanPeters #KickAss pic.twitter.com/0zosUNrS91
— Pavol Matula (@pavol_matula) February 12, 2021
興味深いことに、両作品でクイックシルバーを演じたエヴァン・ピーターズとアーロン・テイラー=ジョンソンは、2010年の映画「キック・アス」で共演しています。当時、まさか同じキャラクターを演じることになるとは思ってもみなかったでしょう。
ワンダヴィジョンでの再登場?
ドラマ「ワンダヴィジョン」では、エヴァン・ピーターズが再びクイックシルバー役で登場しましたが、これはX-MENのピーター・マキシモフではありませんでした。
このサプライズは、今後のMCUにおけるマルチバースの展開を示唆するものとして、ファンを大いに沸かせました。
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