2023年に公開するDC映画のザ・フラッシュ。
今回は、ドラマ版のフラッシュとの違いやドラマ版でフラッシュを演じるグラント・ガスティンが映画に登場するのかについてまとめていきます。
目次
映画ザ・フラッシュとドラマ版フラッシュの違いは?
映画ザ・フラッシュとドラマ版フラッシュは、それぞれ別の作品群に属します。
- 映画:ザ・フラッシュ
→DCEU(DCエクステンデッド・ユニバース) - ドラマ:フラッシュ
→アローバース
違いを簡単に言うと、DCの映画シリーズがDCEU、ドラマシリーズがアローバースですね。
そして、それぞれがまったく異なるシリーズであるということ。
DCEUとは?
DCEUとは、2013年公開のスーパーマン単独作「マン・オブ・スティール」から始まったシェアード・ユニバース。
シェアードユニバースは、複数の単独作が世界観や時系列を共有していることを指します。
この世界では、スーパーマンのほか、バットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、フラッシュなどのヒーローが同じ世界に存在。「ジャスティス・リーグ」でクロスオーバーが実現しました。
原作コミックにおいて、マーベルの競合にあたるのがDCです。
そんでもって、マーベル原作の作品群がMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)であり、DC原作の作品群がDCEUということですね。
また、ヒーロー組織MCUのアベンジャーズがDCEUのジャスティス・リーグにあたります。
アローバースとは?
アローバースとは、ドラマ版のフラッシュが存在する世界。
アメリカのテレビネットワーク「The CW」が制作するDCのシェアード・ユニバース。
フラッシュの他、アロー、スーパーガールなどのヒーローが存在、世界観を共有しています。
ちなみに、2023年に放送されたシーズン9をもってドラマ・フラッシュは打ち切りとなりました。
映画ザ・フラッシュにグラント・ガスティンは登場する?
では、今作ザ・フラッシュにドラマ版のフラッシュは登場するのか。
公開前の出回っている情報によると登場しません。
ドラマ版フラッシュ役グラント・ガスティンは映画ザ・フラッシュへの出演を否定しています。
DCEUのフラッシュとアローバースのフラッシュが共演してる
そもそも、映画とドラマで世界観が違うなら二人は共演できないのでは?と思うかもしれませんが、アローバースの世界にDCEUのフラッシュが登場しているんですよね。
ドラマのクロスオーバー作品「クライシス・オン・インフィニット・アース」にて二人が共演。映画版のフラッシュがアローバースにカメオ出演する形となりました。
これができたのはフラッシュの超高速移動する能力のおかげです。
この能力により複数の世界や異なる時間にタイムトラベルすることができ、映画のフラッシュとドラマのフラッシュの共演が実現しました。
今作映画ザ・フラッシュに、DCEUとは異なる世界にいるはずのマイケル・キートン演じるバットマンや時系列的に死んでるはずのゾッド将軍が登場するのも、フラッシュの能力のおかげ。
これらのことから、映画フラッシュにドラマのグラント・ガスティンが登場するのでは?と期待されていますが、その可能性は低いですね。
DCEUはリセット、アローバースは打ち切り!?
映画とドラマのフラッシュが共演しましたが、今後DCEUとアローバースがクロスオーバーする可能性はありません。
というのも、DCEUはリセットされ、新しくDCユニバースが誕生したから。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの監督ジェームズ・ガンがDCの新シェアード・ユニバースのトップに就任。今後のDCの実写作品やアニメ作品を管理することになりました。
今回、フラッシュが別の世界に行くことで今までのDCEUをリセット、新しくDCユニバースの世界が生まれるの展開になるのでは?と言われています。
そして、アローバースですが、ドラマ版フラッシュは2023年に放送されたシーズン9をもって終了。
現在も続いているドラマ作品は、「スーパーマン& ロイス 」のみとなりました。
アローバースが終了するという報道はないものの、今後新しく作品が作られる可能性は低いでしょう。
今後はDCユニバースの中で映画と並行してドラマを制作していくと予想されます。
MCUにおけるオリジナル・ドラマ「ワンダヴィジョン」や「ロキ」のように、映画と世界観や時系列を共有することになると思います。