寄生生物シンビオートと、ジャーナリストのエディ・ブロックの奇妙な共同生活を描いたマーベル映画「ヴェノム」シリーズ。
その独特な世界観と、トム・ハーディの怪演で人気を博したこのシリーズも、いよいよ完結編を迎えます。2024年11月1日公開のシリーズ3作目「ヴェノム：ザ・ラスト・ダンス」では、なんとあの最強の敵が登場するとの噂が！
前作のラストでは、連続殺人犯のクレタス・キャサディが刑務官パトリック・マリガンに噛みつき、新たなシンビオート「トキシン」へと変貌を遂げるシーンが描かれました。
多くのファンが、3作目ではヴェノムとトキシンの壮絶な対決が見られると期待していましたが、予告編を見る限り、どうやらそうではないようです。地球に襲来したシンビオートの大群、そして、彼らの背後に潜む創造主「ヌル」こそが、ヴェノムの前に立ちはだかる最大の脅威となるようです。
一体ヌルとは何者なのか？ なぜ3作目にして最強の敵が登場するのか？ ヴェノムとエディの運命は？ SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の未来は？ 多くの謎と期待を胸に、「ヴェノム：ザラストダンス」の見どころを徹底解説します！
目次
ヴェノム3の敵はトキシンじゃない？
「ヴェノム：ザラストダンス」は、トム・ハーディ主演の「ヴェノム」シリーズ3作目にして、最終章と銘打たれた作品です。
1作目では、エディとヴェノムの出会い、そして、地球侵略を企むシンビオート「ライオット」との戦いが描かれました。2作目「レット・ゼア・ビー・カーネイジ」では、連続殺人犯クレタス・キャサディに寄生したシンビオート「カーネイジ」との死闘が繰り広げられました。
そして今作では、地球規模で巻き起こるシンビオートの脅威に、ヴェノムとエディがどのように立ち向かうのかが見どころとなります。
前作のラストで登場が示唆された「トキシン」との対決は、多くのファンが期待していた展開でした。
しかし、予告編を見る限り、マリガン刑事はとある施設に隔離されているようで、メインヴィランとなる可能性は低そうです。
その代わりに登場するのが、シンビオートの創造主「ヌル」です。最終予告で、その姿が一瞬だけ映し出されましたが、その圧倒的な存在感は、これまでの敵とは一線を画すものを感じさせます。
予告編から読み解く
ヴェノム：ザラストダンス
予告編では、ヴェノムとエディの関係性がさらに深まっている様子が描かれています。
彼らは、まるで長年連れ添った夫婦のように、互いのことを理解し、時には喧嘩もしながら、共存の道を探っているようです。
エディはヴェノムの力を制御できるようになり、ヴェノムはエディのジャーナリストとしての活動をサポートするなど、互いに協力し合う場面も見られます。まるでロードムービーのような、二人の穏やかな旅路が映し出されます。
しかし、そんな穏やかな日々は、シンビオートの大群の襲来によって打ち砕かれます。
ヴェノムは、地球を守るため、そしてエディを守るため、再び戦いに身を投じることになります。
予告編では、ヴェノムがシンビオートの大群と激しい戦闘を繰り広げるシーンが断片的に映し出されており、その壮絶なスケールに期待が高まります。高層ビルが破壊され、街中がパニックに陥るなど、これまでのシリーズを凌駕するアクションシーンが期待されます。
「ヌル」とは？
原作コミックにおけるヌルは、太古の昔、宇宙がまだ暗黒に包まれていた時代に誕生した、シンビオートの創造主です。
彼は、強力な剣「ネクロソード」を振るい、無数のシンビオートを生み出し、宇宙に解き放ちました。 ヌルは、全シンビオートを支配する力を持つ、まさに神のような存在であり、その強さは計り知れません。
ヴェノムやカーネイジといった強力なシンビオートでさえ、ヌルに比べれば、取るに足らない存在と言えるでしょう。彼は、惑星を破壊したり、ブラックホールを生成したりするほどの力を持っています。彼が本格的に動き出した時、宇宙は再び混沌に陥るかもしれません。
なぜ3作目にして
最強の敵が登場するのか
シリーズ3作目にして、最強の敵であるヌルが登場することに、疑問を感じる方もいるかもしれません。
「なぜ、最終章でいきなり最強の敵を出すのか？」「これまでの敵と比べて強すぎないか？」といった声が上がるのも無理はありません。しかし、これは制作陣が 練り上げた戦略であると考えられます。
1作目、2作目を通して、ヴェノムはライオットやカーネイジといった強力なシンビオートと戦い、成長を遂げてきました。そして、最終章である今作では、これまでの集大成として、最強の敵であるヌルに立ち向かうことで、ヴェノムの物語を壮大なスケールで締めくくることができるのです。
また、ヌルはSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の今後の展開においても、重要な役割を担う可能性があります。
彼の存在は、今後のSSU作品に大きな影響を与える可能性を秘めており、ファンにとっては目が離せない展開となるでしょう。例えば、「スパイダーマン」シリーズに登場したら面白くなるかもしれません。
ヴェノム3のラストを予想する
最終章と銘打たれた今作で、ヴェノムとエディの運命はどのように描かれるのでしょうか？ ヌルという最強の敵を相手に、彼らは生き残ることができるのでしょうか？
原作コミックでは、ヌルは非常に強力な存在として描かれており、ヴェノムが単独で倒すことは不可能に近いと考えられます。
可能性としては以下の結末が考えられます。
- ヴェノムがヌルに敗北し、エディと共に死亡する
- エディと分離し、ヴェノムが消滅してしまう
- エディが死亡し、ヴェノムだけが生き残る
もし、エディが死亡しヴェノムが生き残った場合、今後のSSU作品において、ヴェノムが他のキャラクターに寄生する可能性も考えられます。例えば、「スパイダーマン」に寄生して、ブラックコスチューム版スパイダーマンが登場する、といった展開も期待できるでしょう。
いずれにしても、「ヴェノム：ザラストダンス」は、シリーズの集大成として、衝撃的なラストを迎える可能性が高いでしょう。 ファンとしては、様々な憶測を巡らせながら、公開日を待つしかありません。
SSUの未来
「ヴェノム：ザラストダンス」は、ヴェノムの物語の最終章であると同時に、SSUの未来を占う重要な作品でもあります。今作のラスト、そしてポストクレジットシーンで、今後のSSU作品に繋がる伏線が張られる可能性は高いでしょう。
ヌルがSSUの今後のメインヴィランとなるのか、それとも新たな敵が登場するのか、今後の展開に期待が高まります。もしかすると、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズや「スパイダーマン：スパイダーバース」シリーズとのクロスオーバーがあるかもしれません。
ヴェノム死亡でSSUは打ち切り？今後スパイダーマンは登場しない？
最後に
「ヴェノム：ザラストダンス」は、ヴェノムシリーズの最終章として、壮大なスケールで描かれる作品です。
最強の敵ヌルの登場、ヴェノムとエディの運命、そしてSSUの未来など、見どころ満載の本作は、必ずやファンの期待に応えてくれるでしょう。
2024年11月1日、ヴェノム：ザラストダンス公開。
