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インターステラーのプランAとは?ラザロ計画やワームホールを解説!

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クリストファー・ノーランのSF映画「インターステラー」

今回はこの映画に登場する物理用語やインターステラーやラザロといった言葉の意味を解説していきたいと思います。

注意

この記事ではインターステラーのネタバレを含みます

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インターステラーの意味は?

まずタイトルになっているインターステラー(Interstellar)の意味ですが、地球の終わりは人類の終わりではないというコンセプトがあるようです。

 

interstellarを日本語に訳すと「星と星の間の」「惑星間の」といった意味になります。

英英辞典では「happening or existing between the stars」と表記されており、星と星の間に存在する~、惑星間で起こる~といった意味になるでしょうか。

 

劇中ではアメリアに届いたブランド教授のメッセージの中で、「宇宙への船出は星と星、つまりインターステラーの旅に他ならない」と発言しています。

今作は人類の新たな故郷を目指してクーパーたちが星から星へ探索する物語になっていました。


インターステラーの用語解説

ここからは劇中に登場した用語をピックアップしていきます。

ラザロ計画

人類を救うため別の星に人類を移住させる計画、ラザロ計画が10年前から進められていました。

このラザロはキリスト教の聖人でイエス・キリストと親しかった人物を由来しています。聖書ではイエスによって蘇っているラザロ

 

今作を振り返ると、ラザロ計画のプランA「人類を宇宙ステーションに乗せ、他の惑星に移住させる」案は、ブラックホール内の特異点データを入手することは不可能であることから最初から破綻しており、ブランド教授もそれをわかっていながら計画を進めていました。

しかし、最終的にクーパーがブラックホールに入り、時空を超えてそのデータをマーフに届けることに成功したためプランAは復活します。一度死んだはずの計画が蘇ったまさにラザロだったと。

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バイナリ

砂嵐の日にマーフの部屋で起こっている怪奇現象を見て、クーパーがモールスではなくバイナリだと発言。砂の太い筋が1で細い筋が0を示しているとマーフに言います。

 

このバイナリとは2進法などの2つの要素で構成されているもの。主にIT用語としてテキストにない「0」と「1」で表現されているデータ形式を指します。

今回でいうと、異なる太さの砂の筋が2進法の1と0を表現しており、このバイナリデータがNASAの基地の座標を示していました。実際はクーパー自身が過去のクーパーにNASAに行かせるために送っていた信号でしたが…

 

ラザロ計画でもバイナリが使われていました。ワームホールの向こう側からは、その星の移住可能性がわかるシンプルなバイナリ信号が年一回届くことになっており、一つの惑星系3つの星から受信しています。

ワームホール

48年前、土星付近に現れたワームホール。ここを通過することによりクーパーたちは別の銀河系に到着。

 

ワームホールは2点をつなぐ時空のトンネルです。光さえも飲み込む天体ブラックホールが存在するならば、反対側には吹き出す穴ホワイトホールが存在を考えることができます。

一般的にこの2つ穴を結びつける仮想的なトンネルをワームホールと呼んでいます。

 

劇中には球体の形をしたワームホールが登場。映画の設定ではこのワームホールは自然発生しないもので、何者かのよって生み出されたものだと言われていました。

そして、このワームホールを通れば太陽系から別の銀河系に行くことが可能。

今作ではワームホールは時空のトンネルだけを指します。ブラックホールはまた別に存在。


ブラックホール/ガルガンチュア

ブラックホールは光さえも飲み込む重力が非常に強い天体。劇中ではブラックホールがガルガンチュアと呼ばれていました。

特異点と事象の地平線

ブラックホールの中心は特異点と呼ばれる重力が無限大になる場所が存在。

プランAを実現させるには、この場所から特異点のデータを抽出する必要がありました。

そして特異点の周りには、一度入ったら抜け出せない「事象の地平線」と呼ばれるブラックホールと空間の境界が存在します。

相対性理論

アインシュタインが提唱した一般相対性理論。この理論によれば重力の大きさの違いが時間の歪みを生み出し、時間の進むスピードが変化するということ。

クーパーが最初に向かった水の惑星はブラックホールの軌道上にあるため、ここでの1時間が地球上での7年に相当。

重力ターン/スイングバイ

ガルガンチュアに吸い込まれつつあるエンデュランス号は、重力ターンを使ってエドマンズの星に行こうと試みます。

この重力ターンはスイングバイとも呼ばれ、重力と惑星の公転を利用して、燃料を節約しながら加速力や向きを変えることを指します。


運動の第3法則

ニュートンが提唱した運動の第三法則。作用・反作用の法則とも呼ばれ、物体を押したときに反対方向に向かってその物体から押し返される力が働くことを指します。

クーパーがエンデュランス号を離れブラックホールに吸い込まれたのも、運動の第3法則を利用してブラックホールから離れる力を生み出し、エンデュランス号をガルガンチュアの軌道から脱出させるためでした。

テサラクト

クーパーがブラックホールに飲み込まれた後、「テサラクト」と呼ばれる空間にたどり着きます。テサラクト=tessarctを訳すと「超立方体」という意味になります。

インターステラーのあの空間は我々が体感できる3次元を越え、4次元立方体と呼ばれたり、5次元立方体と言われたりしています。4次元か5次元かは、時間の要素を加えるか否かでしょう。

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※本ページの情報は2024年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTにてご確認ください 。