クリストファー・ノーラン監督の「オッペンハイマー」の日本公開が決定しました。
この記事では、IMAX上映や公開日、日本の配給会社についてまとめていきます。
目次
オッペンハイマーは2024年の何月何日に日本公開?
2023年12月7日にオッペンハイマーについて以下のことが明らかになりました。
- 2024年に日本で公開
- 配給会社はビターズ・エンド
12月現在、詳しい公開日は未定です。2024年に公開することだけ明らかになりました。
IMAX上映はない?
IMAX上映があるかは未定。
公開日が発表されていないことから、近いうちに公開される可能性は低いと考えられます。
早くても、春休みシーズンである2024年3月頃になるのではないでしょうか。
公開日が決まれば、プロモーションや映像形態の決定が進むでしょう。吹き替え版の有無や、IMAXやドルビーシネマの上映本数など、さまざまな選択肢があると思います。
日本と密接に関係のある原爆をテーマにした作品ですので、どのようなプロモーションが展開されるのか注目です。
日本の配給会社に決まったビターズ・エンドは、邦画や低予算の洋画を扱っている会社。
大手の配給会社ではないので、もしかすると小規模の公開の可能性もあるでしょう。そうなったときにIMAXやドルビーなどの上映はあるのかどうか。
2023年12月現在、ビターズ・エンドは新垣結衣主演の「正欲」を全国公開中です。
過去には「ミッドサマー」や「パラサイト/半地下の家族」も配給しており、パラサイトはIMAX上映の実績もあります。よって、クリストファー・ノーラン監督の最新作「オッペンハイマー」の全国公開及びIMAX上映は期待できそうです。
ユニバーサル作品の配給会社「東宝東和」ではないの?
オッペンハイマーのアメリカの配給会社はユニバーサル・ピクチャーズ。ユニバーサル作品は日本で、東宝東和が配給を行ってきました。
最近だと「ワイルド・スピード・ファイヤーブースト」や「スーパーマリオブラザーズ・ザ・ムービー」ですね。
ではなぜ今回、東宝東和が配給ではないのか。
東宝東和が『オッペンハイマー』の配給をしない理由は、おそらく、原爆の父であるオッペンハイマーの伝記映画を公開することで、自社のイメージが下がると考えたからでしょう。
『オッペンハイマー』は、原爆開発に携わったオッペンハイマーの人生を描いた映画です。原爆の開発そのものに反対する人がいることに加え、バービーとのミーム「バーベンハイマー」で炎上したことも考慮すると、配給をするのは難しいと判断したのでしょう。
東宝東和は、予告編が解禁されてから一度も、本作に関するプロモーションを行なっていないだけでなく、日本語吹き替え版の予告編や公式ツイッターも開設していません。
>>バービーはなぜ炎上?原爆のミーム化「バーベンハイマー」に公式が便乗!?
バービーはなぜ炎上?原爆のミーム化「バーベンハイマー」に公式が便乗!?
東宝東和が沈黙を続けたのは自社の判断なのか、製作・配給元であるユニバーサル・ピクチャーズの意向なのかは不明です。
東宝東和が上映できないということで、手を挙げたのがビターズ・エンドだったのだと思います。
ノーラン作品はワーナー配給だった気がするが?
前作「テネット」までの約20年間、クリストファー・ノーランの作品はワーナー・ブラザーズが配給を行っていました。
ところがワーナー・ブラザースは、コロナの影響で劇場公開が危ぶまれる中、2021年以降に公開予定の全作品を、劇場とストリーミング配信の「HBO Max」で同時公開する方針を発表。この方針にノーラン監督は強く反発し、ワーナーと袂を分かつことを決意。
ワーナー・ブラザースとの決裂により、ユニバーサルがノーラン作品の配給権を獲得しました。
ノーラン監督は、自作の前後3週間はユニバーサル作品の公開を禁止する条件を提示しています。この条件が日本でも適用されるかは不明ですが、もし適用されると、オッペンハイマーとユニバーサル作品が同時期に公開されない可能性があります。
2024年に公開が決まっているユニバーサル・ピクチャーズ配給作品は以下の通り。
- 怪盗グルーのミニオンシリーズ4作目(7月3日米公開)
- ツイスターズ(7月19日米公開)
- カンフー・パンダ4(8月4日米公開)
- グラディエーター2(11月22日米公開)
- ウィキッド パート1(11月27日米公開)
ツイスターズは1996年公開の竜巻映画ツイスターの続編。ウィキッドは、劇団四季のミュージカルで知られるWICKEDの初実写映画。
日本でも同時期に上映が予想される5作品。これらの作品を避けるなら2024年の6月より前か10月頃になりそうです。
オッペンハイマーの配給は東宝東和ではないので、そもそも関係ないかもしれないですが…
まとめ
- オッペンハイマーは2024年日本公開
- 公開日は未定(2023年12月現在)
- 配給会社はビターズ・エンド
→大手配給会社ではないが全国上映、IMAX上映の実績あり