映画バービーをめぐる原爆のミーム画像が話題になり、公開前からマイナスなイメージがついてしまいました。
公開中止を求める署名活動もありますが、予定通り8月11日に公開。
今回の炎上で「映画バービーは見ない」という声がある中、果たして日本の興行収入はどうなるのか、爆死するのでしょうか。
目次
アメリカを中心に世界では大ヒット
8月7日現在、アメリカを中心に大ヒットしており、世界興行収入は10億ドルを突破。2023年に10億ドルを突破したのは、映画バービーとスーパーマリオブラザーズだけです。
また、公開から19日間の興行収入は歴代第9位。
このままいけば16億ドル突破、トップ10入りもありえるとのこと。
去年大ヒットしたトップガンマーヴェリックの世界興行収入が14億ドル。まずはこの値を超えられるか注目です。
映画バービーは本編と関係ないところで批判を集める形になってしまいましたが、作品単体の評価は非常に高いことがわかります。
米評論サイト「ロッテントマト」のスコアは以下の通り。(左が評論家、右が一般客)
大作映画はファン受けに作られがちで、そうなったときに評論家の評価が低い傾向にあります。しかし今作はしっかり評論家からも評価されていることから、作品単体として見ごたえがあるものになっているといえますね。
また、バービー人形の実写映画ということで、一見ディズニーのようなファミリー作品に思えますが、そうではありません。
アメリカでは年齢制限PG-13で公開されており、13歳未満は保護者の強い指導が必要となっています。
>>映画バービーはなぜ年齢制限あり?4DやIMAXはどこで見れる?
アメリカでは日本に比べて年齢制限が厳しく設定されており、日本では制限なしで公開されます。
日本の興行収入はどうなる?爆死の可能性は?
日本では8月11日(祝・金)、お盆休み初日に公開されます。
時期だけで見れば、通常期の平日金曜日に公開されるよりも圧倒的に好条件です。
夏休みの一番お客さんが入るタイミングではあるので、オープニング3日間くらいでどれくらい集められるかがカギ。
作品の評価は高いので、口コミや感想などからどれくらい引き寄せられるかでしょう。
アメリカでは原爆のミーム化「バーベンハイマー」で話題を呼び、オッペンハイマーの視聴層にもプロモーションできた結果、興行収入を伸ばせた側面があります。
しかし日本では炎上。映画バービーのプロモーションとしては最悪な結果となりました。
ハリウッド映画が日本で公開されるとき、人気タレント・俳優を吹き替えに起用したり、ジャニーズや人気アーティストを主題歌に使ったりすることが多いですね。
これらについて批判的な意見がありながらも現在も続いていることから、タレント声優などはプロモーションとして非常に重要だからだと思います。
ということで公開前のプロモーションがうまくいってないバービーが爆死してもおかしくありません。
また、炎上した映画の末路を見てみると…
今年の6月に公開した実写リトルマーメイドは黒人を主人公アリエルに起用したことでポリコレの観点から炎上。主人公以外の登場キャラクターも原作アニメからかけ離れているということで、マイナスな評価がつきました。
そんなリトルマーメイドの日本の興行収入は2276万ドル。実写アラジンが1億1245万ドルでしたので、炎上の影響が出ているといえます。
ただ先程も述べた通り、映画バービーの炎上は本編の内容とは関係ない部分ではあります。公開時期を見てもリトルマーメイドよりはお客さんが入る時期ではあるので、果たしてどうなるか。
追記 日本初登場は6位
8月11日に日本公開した映画バービーは初登場6位でした。
「バービー」は初日興収9500万円で初登場6位スタート!
新作の中ではトップの成績ですが、批判の声も多少影響してかTOP5の厚い壁を突破することはできず。
評価は絶賛の声も多く、最終的には10億円辺りが目処になりそう? pic.twitter.com/mU5ywe89nN— タロイモ🎬興行収入まとめ (@eigarankingnews) August 11, 2023
予想通り、炎上が興行収入にかなり響いていると言っていいでしょう。ツイッターの見た人の感想を見る限り高評価ですので、ここからどれくらい伸ばせるか注目。
土日含めたオープニング3日間の興行収入は追記します。
>>映画バービーのエンディング曲・主題歌は?ケンが歌っていた挿入歌は?