この記事ではヴェノム:ザ・ラストダンスの
ネタバレを含みます
人気シリーズの終焉、そしてSSUの未来は…?
2024年11月1日に公開された『ヴェノム:ザ・ラストダンス』。
衝撃的なラストに、多くのファンが言葉を失いました。なんと、あのヴェノムが死亡してしまったのです。エディとヴェノムの絆、そして彼らの活躍を楽しみにしていたファンにとって、これはあまりにも悲しい結末でした。
この衝撃的な展開は、SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の未来に大きな影を落とす可能性があります。SSUは、ソニー・ピクチャーズが手掛けるスパイダーマン関連作品のシリーズですが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のような成功を収めているとは言えません。
『ヴェノム:ザ・ラストダンス』のラストでヴェノムが死亡したことで、SSUは今後どうなるのでしょうか?スパイダーマンが登場する可能性はあるのでしょうか?この記事では、SSUの今後を徹底解説していきます。
目次
SSUって何? MCUとの違いは?
まずは、SSUについておさらいしましょう。
SSUは「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」の略で、ソニー傘下のコロンビア・ピクチャーズが製作するスパイダーマン関連作品のシリーズです。
同じスパイダーマン作品でも、トム・ホランド主演のスパイダーマンシリーズでおなじみのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)とは全く別の世界線で物語が展開されています。
SSUには、スパイダーマンはもちろん、ヴェノムやモービウスなど、ソニーが映画化権を持つ様々なキャラクターが登場します。 しかし、MCUとは異なり、SSUは今のところ成功しているとは言えません。
SSUはオワコン?
DCEUの二の舞になる可能性も
最初の『ヴェノム』は興行的に成功を収めましたが、その後の作品は苦戦しています。『モービウス』や『マダム・ウェブ』は、批評家からも観客からも厳しい評価を受け、興行収入も振るいませんでした。
『ヴェノム:ザ・ラストダンス』の副題が「ラストダンス」であったこと、そして、ラストでヴェノムが死亡したことから、SSUの終了も噂されています。
ヴェノムは死んだor生きてる?
確かに、ヴェノムのシンビオートの破片が残されている、ヴェノムは生きているという伏線はあります。具体的には以下の通り。
- ノーウェイホームのポスクレ:
一時的にMCUの世界にやってきたヴェノムとエディは再びSSUの世界に戻ることになるも、シンビオートの破片がMCUの世界に残ることに - ラスト・ダンスのポスクレ:
エリア51が破壊されヴェノムが死んだように見えた後、黒いゴキブリがヴェノムのサンプルを採取した試験管の横を這っていた
しかしながら、コデックスが破壊された今、ヴェノムとエディが一体となり戻ってくることはないでしょう。
考えられるとしたら、前作レット・ゼア・ビー・カーネイジのように、ヴェノムのシンビオートの破片が起因して、別のシンビオートが覚醒すること。前作ではエディの手を噛んだクレタスが、致死注射でカーネイジに覚醒。
現状ヴェノムに代わる人気キャラがいない
SSUには、ヴェノムに代わる看板となる作品やキャラクターがいません。そのため、このまま打ち切りになる可能性が高いと予想されます。
MCUがここ最近オワコンと言われるようになった原因として、アイアンマンとキャプテン・アメリカの引退が挙げられました。
このままではMCUのような人気低迷になり、最悪の場合、DCコミックスの映画シリーズであるDCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)のように、迷走の末に打ち切りになってしまう可能性も否定できません。
DCEUも、初期の作品こそ人気を博しましたが、その後は世界観やストーリーに一貫性がなくなり、ファン離れを引き起こしてしまいました。
SSUがDCEUの二の舞にならないためには、今後の作品で巻き返す必要がありそうです。
ヴェノム3ラストで、女性シンビオートが覚醒しました。今後SSUに登場するかもしれない彼女については、下の記事で考察しています。
【ヴェノム3ラスト】紫色の女性版シンビオートはアゴニー?能力やその後は?
なぜSSUにスパイダーマンがいない?
SSU最大の懸念材料は、スパイダーマンの不在です。
MCUのスパイダーマンは、世界中で大人気のキャラクター。
彼の登場は、SSUにとっても大きな魅力となるはずですが、今のところ実現していません。 ソニーとディズニーの間で、スパイダーマンの映画化権をめぐる複雑な契約があるため、SSUにスパイダーマンを登場させるのは容易ではないようです。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、マルチバースによって異なる世界のスパイダーマンたちが共演を果たし、ファンを熱狂させました。 しかし、あれはあくまでMCUの作品であり、SSUへの登場とは話が別です。
スパイダーマンが登場しないままSSUが終了してしまうのは、ファンにとって大きな失望となるでしょう。
2024年10月に、スパイダーマン4が2026年7月26日に公開決定。
この作品の内容、ポスクレ次第でSSUの未来が決まるかもしれません。
モービウスとヴァルチャーの出会いは?
映画『モービウス』のラストでは、MCUからやってきたヴァルチャーとモービウスが出会うという衝撃的な展開がありました。 これは、今後のSSUにおいて、MCUとのクロスオーバーが本格化する可能性を示唆しているようにも見えます。
しかし、この展開がどのように活かされるのかは、まだ不明です。
『モービウス』の興行的な失敗で、モービウス2が制作されるのか、モービウスとヴァルチャーのその後が今後描かれるのかは不透明です。
マダム・ウェブ女優の発言
興行的に振るわなかった映画『マダム・ウェブ』に出演したダコタ・ジョンソンは、
「アメコミ映画はもう二度とやらない」
と発言し、波紋を呼びました。
この発言の背景には、製作過程におけるスタジオ側の介入があったようです。
ダコタ・ジョンソンは、「芸術は委員会によって作られたときにうまくいかない」と述べており、スタジオ側の過度な介入が作品の質を下げたと感じていたようです。
彼女はまた、「(『マダム・ウェブ』の)ひどいレビューは気にしてしまうか?」という質問に対し、
「残念だけど、この映画がこうなったことに驚かない」と答えています。
マイルズ・モラレスの実写化は?
スパイダーバースとの繋がりは?
SSUとは繋がりはありませんが、アニメーション映画『スパイダーバース』の3作目「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」も注目されていますね。
実写版マイルズ・モラレスの登場も噂されており、今後の展開が期待されます。
SSUは単独作品路線を継続?
クロスオーバーは難しい?
SSUが今後も続く場合、今まで通り、単独作品を並べていく形になるのでしょうか?
もともと、ダークヒーローやヴィランを主人公とした作品群ということもあり、アベンジャーズのようなクロスオーバーは難しいようにも思えます。
しかし、マルチバースの概念を使えば、MCUのキャラクターが登場する可能性もゼロではありません。 SSUが今後どのような方向に進むのか、注目が集まります。
クレイヴン・ザ・ハンターはSSUを救う?
度重なる延期を経て、12月13日に公開予定の『クレイヴン・ザ・ハンター』にも注目が集まっています。
R指定作品として制作された本作は、SSUの世界観をどのように広げるのでしょうか?
ゲーム『Marvel’s Spider-Man 2』でのクレイヴンの活躍は、キャラクター人気を高める効果をもたらしました。映画版でもその人気を活かし、SSUにおける新たな展開に繋げたいという思惑もあるでしょう。
しかし今作は、モービウスやマダム・ウェブと似た立ち位置になると予想され、興行収入はあまり見込めないでしょう。
また、主演のアーロン・テイラー=ジョンソンが次の007シリーズの主人公ジェームズ・ボンド役に決まったことで、続編も見込めない可能性があります。
アーロン・テイラー=ジョンソンの筋肉がヤバい!身長・年齢は?
アメイジングスパイダーマン3の可能性は?
メイジング・スパイダーマン・シリーズでピーター・パーカーを演じるアンドリュー・ガーフィールドがシリーズ3作目に意欲的という報道がありました。
しかし、アンドリュー・ガーフィールドのスパイダーマンは、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズの世界の住人です。 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でMCUの世界にやってきましたが、あくまで一時的なものでした。
まったく関係のないSSUにアンドリュー・ガーフィールド版スパイダーマンが登場する可能性は低いと考えられます。
まとめ
SSUが打ち切りになる可能性が高い理由
- ヴェノム死亡で看板キャラがいない
- モービウスの興行的不振
- マダム・ウェブ女優の発言
- アーロン・テイラー=ジョンソンが
次期ジェームズ・ボンド役に決定 - スパイダーマンのSSU登場が難しい?
最後に
SSUの未来は、まだ不透明です。
スパイダーマンは登場するのか、そしてSSUはどのような展開を見せるのか、今後の情報に注目しましょう。
SSUは、MCUとは異なる魅力を持つユニバースです。今後の展開次第では、さらに多くのファンを獲得できる可能性も秘めています。ぜひ今後のSSUに注目し、その動向を見守っていきましょう。