今回は「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」のネタバレありでミステリオがスパイダーマンの敵(ヴィラン)なのか味方なのか、また、エレメンタルズの正体は何なのかまとめていきます。
この記事ではスパイダーマン/ファー・フロム・ホームの重要なネタバレを含みます。
まだ見てない方はDisney+で!
目次
ミステリオはスパイダーマンの敵or味方?
ミステリオはスパイダーマンの敵です。
しかし最初はスパイダーマンの味方として登場します。彼はエレメンタルズと共に別の次元(アース833)から来た存在であり、エレメンタルズの討伐を目指していました。ニックの招集でスパイダーマンもそのミッションの参戦することになります。
ミッションの途中、スパイダーマンと高校生活の両立や、アイアンマンの後継者としての自分に悩んでいたピーターは、その気持ちをミステリオに相談。
彼に慰められたピーターは、自分よりミステリオがアイアンマンの後継者にふさわしいと感じ、メガネを彼にあげてしまいます。
その後、ミステリオがスパイダーマンの敵であることが判明。
ミステリオことクエンティン・ベックはスターク・インダストリーズの元社員でした。
ベックはバーフシステムを開発するもトニー・スタークに認められず、“ゲロ”システムという異名で、精神治療のために使われることになります。このシステムは、シヴィルウォー冒頭でトニーが紹介していたものですね。
当然この結果にベックは怒り、トニー・スタークを恨むようになります。
そしてエンドゲームでトニーが死亡。彼がいなくなった今、チャンスとみたベックはバーフシステムを使って、ピーター・パーカーを騙したのでした。
ということでエレメンタルズは別の次元から来たモンスターではなく、ベックが生み出した架空のもの。彼のヒーロー活動は自作自演だったのです。
原作コミックのミステリオやエレメンタルズは?
ミステリオの原作コミックの設定は、以下の通りです。
- 本名はクエンティン・ベック。
- 元は映画の特殊効果担当者。
- 特殊効果技術を駆使して、幻覚や錯覚を作り出す。
- 正体は詐欺師であり、ヒーローを装って世間を欺く。
ミステリオは、1964年に『アメイジング・スパイダーマン』#2で初登場しました。当時は、特殊効果技術を駆使して、スパイダーマンを倒そうとする悪役として描かれていました。
その後、ミステリオはヒーローを装って世間を欺くという設定が定着。1990年代には、アイアンマンやキャプテン・アメリカなどのヒーローと対決し、その技術を駆使して彼らを翻弄します。
この能力で自分をヒーローに見せたり、敵を欺いたりすることができました。また、ミステリオは、特殊なガスや装置を使って、敵を幻覚の世界に引きずり込むことができました。
ミステリオが特殊効果技術を駆使して幻覚や錯覚を作り出すと部分や、自分をヒーロー役にし敵を騙すところは原作設定をしっかり再現していると言えます。
先程述べた通り、映画版では、マルチバースからやってきたヒーローとして登場し、スパイダーマンと共闘します。しかし、その正体は、トニー・スタークの遺産を奪おうとする詐欺師でした。
エレメンタルズは、4人のヒューマノイドで構成されたヴィランチームです。メンバーは以下の通り。
- Hellfire – チームのリーダーで、火炎を発生させることができる。
- Hydron – 水を操る能力を含む水棲能力を持つ敵。
- Magnum – 土、鉱物、岩を操る能力を持っている。
- Zephyr – 風、空、空気を操り、その多くの側面に影響を与えることができるチーム唯一の女性。
エレメンタルズは、Supernatural Thrillers #8 に初登場します。
彼らは不死身の存在で、オリジナルのアトランティスが登場する前に地球上に王国を築いていました。
ミステリオの俳優・声優は?
ミステリオを演じるのはジェイク・ギレンホール。(またはジェイク・ジレンホール)
生年月日:1980年12月19日
年齢:42歳(2023年10月31日現在)
出身:カリフォルニア州ロサンゼルス
国籍:アメリカ合衆国
身長:183cm
父親は映画監督のスティーヴン・ギレンホール、母親は脚本家のナオミ・フォナー、姉は映画「ダークナイト」で知られる女優のマギー・ギレンホールという芸能一家に育ちます。
1991年の映画「シティ・スリッカーズ」で映画デビュー。1999年の「遠い空の向こうに」で主演を務め、注目を集めます。その後、「ブロークバック・マウンテン」(2005)でアカデミー助演男優賞にノミネートされるなど、演技力の高さで評価されました。
2014年の「ナイトクローラー」では、14キロの減量を敢行してパパラッチ役を演じ、2015年の「サウスポー」では、21キロの増量を経てボクサー役を演じ、ゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞します。
主な出演作品は以下の通り。
アポロ13(1995)
遠い空の向こうに(1999)
デイ・アフター・トゥモロー(2004)
ブロークバック・マウンテン(2005)
ナイトクローラー(2014)
サウスポー(2015)
ノクターナル・アニマルズ(2016)
ライフ(2017)
ミステリオの日本語吹き替え声優は、高橋広樹さんです。
高橋広樹さんは、1977年10月10日生まれの日本の男性声優です。
主な出演作品は、「HUNTER×HUNTER」のヒソカ役、「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」の城之内克也役、「テニスの王子様」の菊丸英二役などです。人気格闘ゲーム「ストリートファイター・シリーズ」のリュウの吹替も担当。
高橋広樹さんは、ミステリオの二重人格的な演技を巧みに表現し、高い評価を得ました。