8月公開の映画「メグザモンスター2」。
今回はメグザモンスターとメガロドンの違いと巨大サメ:メガロドンは地球上に実在したのかまとめていきます。
目次
メグザモンスターとメガロドンの違いは?
メグザモンスターは日本語版の映画のタイトルです。この映画に登場する巨大サメがメガロドン。
英語に訳すと「Megalodon」になり、前半部分をとって英語のタイトルは”Meg(メグ)“となっています。
つまりメグ=メガロドンということ。
2作目のタイトルは「Meg 2: The Trench 」。 Trenchは地学的に”海溝”という意味があるので、メガロドンが生息する場所を指していると思われます。
ということで、メグザモンスターと呼ばれるサメがメガロドンとは別に登場するわけではありません。
メガロドンは実在したのか

https://en.wikipedia.org/wiki/Megalodon
メガロドンは、かつて地球上に存在した巨大な海洋生物です。
学名は「Carcharocles megalodon」。
約2,600万年前から約330万年前にかけての新生代中新世から更新世にかけての時代に生息していました。
メガロドンは、巨大な歯と強力な顎を持つことで知られており、主に魚や海洋哺乳類などを捕食していたと考えられています。
その巨大な体と獰猛な姿から、映画や文学作品などでもしばしば登場するほど、人々の興味を引く存在となっています。映画メグザモンスターはその1つですね。
メガロドンの大きさは?
実在したメガロドンの体長は15~18m。一部の推測では20メートルを超える個体も存在したと言われています。
体重はおおよそ50トンから70トン程度。
メガロドンの正確な大きさと体重については、化石の断片的な証拠や関連する生態系の研究に基づいて推定されています。
ちなみに、映画『メグ ザ・モンスター』におけるメガロドンの体長は、約75フィート(おおよそ22.9メートル)と描かれています。
メガロドンが絶滅した理由は?
メガロドンは約330万年前に絶滅したとされており、その絶滅の原因は複数の要因が絡んでいる可能性があります。
気候変動
更新世には気温や海水温が変動し、海洋環境に大きな影響を及ぼしました。気候の変化に伴い、海洋生態系も変化したことがメガロドンの絶滅に影響した可能性があります。
餌の減少
メガロドンは主に魚や海洋哺乳類を捕食していたと考えられていますが、その餌となる生物が減少したことが絶滅の一因となった可能性があります。生態系の変動や競争の増加によって、餌の供給が不足したことが考えられます。
海洋環境の変化
海洋環境の変化や海流の変動、海水の酸性化などが、メガロドンの生息地や繁殖に影響を与えた可能性があります。これによって生息条件が悪化し、絶滅に繋がったかもしれません。
競争と捕食圧
他の捕食者や競合する生物との競争が激化し、その結果、生態的なバランスが崩れたことが絶滅の要因となった可能性があります。
遺伝的要因
遺伝的多様性の低下や突然変異の発生などが、種の生存に影響を及ぼした可能性もあります。
これらの要因が単独で影響したのか、複合的な影響が絶滅を引き起こしたのかは、まだ研究が進行中であり、明確な答えは得られていません。
しかし、これらの仮説を元にして、メガロドンの絶滅の背後にある複雑なプロセスを理解しようとする努力が続いています。