スティーヴン・キング原作のホラー小説を映画化した「IT/それが見えたら終わり」。不気味なピエロ「ペニーワイズ」と、それに立ち向かう子供たちの姿が描かれ、世界中で大ヒットしました。
しかし、ルーザーズクラブのメンバーが多く、それぞれの関係性やペニーワイズとの関わりを理解するのは少し難しいですよね。
この記事では、登場人物相関図を使って「IT/それが見えたら終わり」の登場人物を整理し、各キャラクターの性格や特徴、トラウマ、そしてペニーワイズとの関係性について詳しく解説していきます。
この記事ではIT/それが見えたら終わりのネタバレを含みます
目次
映画IT(2017)のキャラクター相関図は?
ルーザーズクラブを中心に1作目に登場したキャラクターを相関図にまとめました。
子どもたちの名前一覧
- ビル・デンブロウ
- ベバリー・マーシュ
- ベン・ハンスコム
- リッチー・トージア
- エディ・カスプブラク
- スタンリー・ユリス
- マイク・ハンロン
ルーザーズクラブの子供たちを詳しく紹介
それぞれのキャラクターの性格や特徴、トラウマ、ペニーワイズとの関係性について詳しく見ていきましょう。
ビル・デンブロウ 弟のジョージーをペニーワイズに殺されたことで、復讐を誓い、ルーザーズクラブを結成するリーダー的存在です。吃音症を抱えていますが、仲間を守るために勇敢に立ち向かいます。ペニーワイズはビルに、ジョージーの姿を見せて恐怖を与えます。(トラウマ:弟の死、罪悪感)
ベバリー・マーシュ家庭環境に問題を抱え、父親から性的虐待を受けている少女です。ルーザーズクラブの紅一点であり、ビルに思いを寄せています。ペニーワイズはベバリーに、浴室から大量の血が溢れ出すという恐怖を見せます。(トラウマ:父親からの虐待)
ベン・ハンスコム
デリーの図書館で働く読書好きな少年で、デリーの街の歴史に詳しく、ペニーワイズの正体について重要な情報を提供します。ベバリーに恋心を抱いており、彼女を守るために奮闘します。ペニーワイズはベンに、図書館の本が襲いかかってくるという恐怖を見せます。(トラウマ:孤独、いじめ)
リッチー・トージア
メガネがトレードマークのお調子者で、ルーザーズクラブのムードメーカー的存在です。毒舌ですが、仲間思いな一面も持ち合わせています。ペニーワイズはリッチーに、ピエロの集団が襲いかかってくるという恐怖を見せます。(トラウマ:過去に体験した恐怖体験)
エディ・カスプブラク
過保護な母親に育てられた、病弱で神経質な少年です。喘息を患っており、常に吸入器を持ち歩いています。ペニーワイズはエディに、ハンセン病患者が襲いかかってくるという恐怖を見せます。(トラウマ:病気、母親からの過干渉)
スタンリー・ユリス
ユダヤ教の戒律を厳格に守る、真面目な少年です。鳥の観察が趣味で、ルーザーズクラブの中で最も臆病な性格です。ペニーワイズはスタンリーに、絵画の女性が襲いかかってくるという恐怖を見せます。(トラウマ:ユダヤ人としての迫害、父親からのプレッシャー)
マイク・ハンロン
デリー郊外に住む黒人の少年で、祖父からデリーの忌まわしい歴史を教わります。ルーザーズクラブのメンバーをサポートし、ペニーワイズとの戦いに貢献します。ペニーワイズはマイクに、燃え盛る家の前で両親が焼死する姿を見せます。(トラウマ:火事、人種差別)
まとめ
「IT/それが見えたら終わり」は、子供たちがそれぞれのトラウマと向き合い、成長していく物語です。
ペニーワイズは、彼らの恐怖心を巧みに利用して襲いかかりますが、ルーザーズクラブのメンバーは力を合わせ、恐怖を乗り越えていきます。
この記事で紹介した相関図やキャラクター解説を参考に、「IT/それが見えたら終わり」の世界をより深く理解し、楽しんでいただければ幸いです。
続編でも再びルーザーズクラブに襲いかかる!
イットTheENDは1作目から27年後。冬眠から目が冷めたペニーワイズが再びルーザーズクラブに襲いかかります。
予告編を見ると、ビルの前にジョージが現れたり、ベバリーが再び血の海に襲われているシーンがありますね。ペニーワイズは子供のころのトラウマを使ってルーザーズクラブに向かってくるでしょう。