この記事では、ディズニー映画「ズートピア」の黒幕と、羊の副市長について深く掘り下げていきます。ネタバレを含みますので、まだ映画を見ていない方はご注意ください!ディズニープラスで視聴できますよ。
映画を見たけど、細かいところが思い出せない、という方も、この記事を読めば「ズートピア」の理解がさらに深まるはずです。
一緒にズートピアの世界をもう一度冒険しましょう!
この記事では映画ズートピアのネタバレを含みます
SHOGUN -将軍-“独占配信”
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目次
羊の副市長の名前と吹き替え声優は?
羊の副市長の名前は、ドーン・ベルウェザー(Dawn Bellwether)。
“Bellwether”とは、群れを先導する鈴をつけた羊のことで、「リーダー」や「先駆者」という意味があります。
映画の中では、ある計画のリーダーとして、他の羊たちを先導していました。
他の羊と違って、目が長方形ではないのも特徴的です。
日本語吹き替え版の声優は、竹内順子さん。
「NARUTO -ナルト-」のうずまきナルトや「イナズマイレブン」の円堂守役で有名な声優さんです。
ズートピアの黒幕はまさかの〇〇!?
物語が進むにつれて、このベルウェザー副市長が、実は事件の黒幕だったことが明らかになります。
ディズニー・アニメーションのキャラクターとしては、初の女性サプライズ・ヴィランとなりました。
ベルウェザーの目的と黒幕になった理由
ベルウェザーの恐ろしい計画は、ズートピアで肉食動物が事件を起こすように仕向け、肉食動物は危険な存在だと世間に思わせることでした。
そして、最終的には草食動物が優位に立つ社会を作ること。
なぜ彼女がこんな計画を企てたのか、2つの理由が考えられます。
草食動物としての劣等感
ベルウェザーは羊なので、肉食動物に比べて力が弱い草食動物です。
そのため、いつも肉食動物に脅威を感じていて、草食動物が弱い立場にある社会に不満を持っていたのかもしれません。
副市長でありながら、ライオンハート市長には秘書のように扱われていたことからも、その不満が伺えます。
政治家としての野望
もし肉食動物が危険だとみんなが信じれば、市長は辞めざるを得なくなる。
そうなれば、自分が市長になれると考えたのでしょう。
ライオンハート市長を失脚させ、一時的に計画は成功したかに見えましたが、最後は主人公たちに阻止されてしまいます。
ズートピアが私たちに伝えたかったこと
ベルウェザーの黒幕としての役割は、ズートピアという理想郷の裏に隠された差別や偏見を象徴しています。
彼女の計画は、肉食動物への偏見をあおることで、草食動物が支配する社会を目指していました。
しかし、これはベルウェザーの勝手な思い込みであり、差別や偏見は誰かを幸せにすることはありません。
ベルウェザーの失敗は、差別や偏見の恐ろしさを私たちに教えてくれます。
そして、一人ひとりが差別や偏見をなくすために、以下のような行動を取ることが大切だと教えてくれます。
- 草食動物と肉食動物の違いを認め、お互いを尊重する
- 差別や偏見をあおるような言動や行動をしない
- 差別や偏見をなくすための活動に参加したり、応援したりする
私たち一人ひとりがこのような行動を心がけることで、差別や偏見のない、より良い社会を作っていくことができるのではないでしょうか。
ベルウェザーはかわいそう?パワハラ問題にも注目
物語の黒幕であるベルウェザーに対して、「かわいそう」という声も上がっています。
なぜなら、彼女が犯行に及んだきっかけは、ライオンハート市長からの不当な扱い、つまりパワハラだったからです。
彼女の仕事部屋は狭いボイラー室で、孤独で過酷な環境で働いていたことが想像できます。
事件は解決し、「肉食動物だからといって凶暴になるわけではない」ということが証明されました。
しかし、上司からのパワハラについては、あまり問題視されていません。
確かに、主人公のジュディは、社会的弱者でも努力次第で成功できることを示してくれました。
しかし、彼女が成功できたのは、ニックという協力者がいたからこそ。
もしベルウェザーにも相談できる相手や頼れる人がいれば、彼女は犯罪に手を染めなかったかもしれません。
まとめ
この記事では、「ズートピア」の黒幕であるベルウェザー副市長について、その名前や吹き替え声優、目的、そして彼女が黒幕になった理由を詳しく解説しました。
また、映画が私たちに伝えたかったメッセージや、ベルウェザーに対する同情的な意見、パワハラ問題についても触れました。
この記事を通して、「ズートピア」の世界をより深く理解し、差別や偏見について考えるきっかけになれば幸いです。
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