「007 ノータイムトゥダイ」が公開。
この記事では、タイトルに意味にフォーカスして、ノータイムトゥーダイの意味は何なのか、また、ダニエル・クレイグ版007の慰めの報酬やスカイフォール、スペクターの意味も振り返っていきます。
007ノータイムトゥダイの相関図は下の記事にまとめています。
≫007の相関図!スペクターの正体とノータイムトゥダイの人物関係を整理!
007ノータイムトゥダイの意味は?
ノータイムトゥーダイは英語でNo Time to Die。直訳すると「死ぬための時間がない」という意味になります。
ここから、「死んでる場合ではない」というニュアンスになりますね。
今作がダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じるラストの作品ということで、今まで以上に窮地に立たされ、こんなところで死んでる場合ではないと奮起するシーンがあるのではないでしょうか。
また、to Die (死ぬこと)はNo Time(時間がゼロ=非常に短い)から、「死ぬというのは、一瞬の出来事だ」といった意味も込められていると考えています。
ちなみに、007シリーズでタイトルにDie(ダイ)が含まれているのは、今作の他に下の3作品。
- Live and Let Die:死ぬのは奴らだ
- Tomorrow Never Dies:トゥモロー・ネバー・ダイ
- Die Another Day:ダイ・アナザー・デイ
もしかしたら、ノータイムトゥーダイはこの3作品と共通点があるのかもしれません。
ダニエル・クレイグ版007のタイトルの意味は?
ダニエル・クレイグ版007の他のタイトルも確認しておきましょう。
ここからはカジノ・ロワイヤルからスペクターまでのネタバレを含みます
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007ノータイムトゥダイの予習になる作品は?見る順番を解説!
カジノ・ロワイヤル/Casino Royale
カジノを舞台にボンドとルッシフが対決。
ロワイヤルとは、フランス語で「王の」という意味を表す形容詞。英語ではRoyalとなり、カタカタではロイヤルと表記されます。ロイヤル・ファミリー(王室)などで使われますね。
プロレスやFPSゲームで使われるバトル・ロワイヤルでよく耳にする言葉。これは大多数の乱戦を指し、最後の一人(1チーム)が残るまで戦うという意味があります。
今作も1位をかけたポーカーの戦いという意味でカジノ・ロワイヤルとなったのでしょう。
慰めの報酬/Quantum of Solace
Quantum of Solaceは、007の原作「薔薇と拳銃」の中の短編「Quantum of Solace(邦題:ナッソーの夜に)」がもとになっています。
quantumは物理学の意味で「量子」。一般的には、quantum of ~で少量の~という使われ方をします。そして、Solaceは「慰め」という意味ですから、Quantum of Solaceを直訳すると、「少しばかりの慰め」になりますね。
前作で恋人ヴェスパーを失ったジェームズ・ボンド。彼女を死に追い込んだ組織に復讐することで、少しばかりの慰めを得ることができるということでしょう。
スカイフォール/Skyfall
スカイフォールは、ジェームズ・ボンドが生まれ育った場所の名前。
今作のクライマックスの舞台になります。特に元になっている意味はなく、実在している地名でもありません。
スペクター/Spectre
スペクターは、今作の悪役ブロフェルドが率いる悪の組織。
これまでボンドと対決してきたルッシフ、グリーン、ラウル、ミスターホワイトがスペクターの一員だったことが判明します。
Spectreを訳すと化け物、幽霊という意味になります。ブロフェルドも子供の頃に雪崩で死んだことになっていましたが、幽霊のように現実世界に存在し続け、巨大組織を裏で操っていたのでした。
007の相関図!スペクターの正体とノータイムトゥダイの人物関係を整理!