「ピカチュウの声優が…おっさん!?」
映画館で思わず耳を疑った人もいるのではないでしょうか。
ハリウッドの実写映画「名探偵ピカチュウ」は、可愛らしいポケモンたちがスクリーン狭しと動き回る、まさに夢のような作品です。
しかし、その公開当初、日本語吹き替え版の声優陣について、賛否両論が巻き起こりました。特に、主人公ティム役の竹内涼真さんの演技には、「棒読み」「下手」といった厳しい声が相次ぎました。
一方で、ヒロインのルーシー役を演じた飯豊まりえさんは、自然な演技で好評を博しました。この対照的な評価は、一体何を意味するのでしょうか。
この記事では、「名探偵ピカチュウ」の日本語吹き替え版の声優について詳しく解説し、竹内涼真さんの出演シーンについてもご紹介します。また、ピカチュウやミュウツーの声優についても掘り下げ、作品をより深く楽しむための情報を提供します。
これから映画を観る人も、すでに観た人も、この記事を読めば「名探偵ピカチュウ」の新たな魅力を発見できるはずです。ぜひ最後までお付き合いください。
目次
竹内涼真の吹き替えは本当にひどい?
「名探偵ピカチュウ」の日本語吹き替え版で最も注目を集めたのは、主人公ティム役を演じた竹内涼真さんです。
端正な顔立ちと爽やかな雰囲気で人気の俳優ですが、声優としては厳しい評価を受けることになりました。
ネット上では、「棒読み感が否めない」「感情が伝わってこない」「下手すぎて集中できない」といった辛辣なコメントが溢れました。
中には、「タレント声優の限界」「本職の声優を使うべき」といった、根本的な問題提起をする声もありました。
確かに、竹内さんの演技は、プロの声優と比べると未熟な部分が目立ちました。特に、感情表現の乏しさや、セリフの抑揚のなさが指摘されています。
しかし、だからといって竹内さんの起用を全否定することはできません。彼独特の若々しい声質は、ティムのキャラクターによく合っていましたし、作品にフレッシュな風を吹き込んでくれたのも事実です。
タレント声優の起用は、作品への注目度を高め、新たなファン層を獲得する効果があります。一方で、演技力不足が作品全体の質を下げてしまうリスクも伴います。
「名探偵ピカチュウ」のケースは、タレント声優の起用における光と影を浮き彫りにしたと言えるでしょう。
飯豊まりえの吹き替えの評判は?
ティム役の竹内涼真さんが厳しい評価を受ける一方で、ヒロインのルーシー役を演じた飯豊まりえさんは、自然な演技で高い評価を得ました。
飯豊さんは、明るく活発なルーシーの性格を見事に表現し、作品に華を添えました。特に、ティムとの掛け合いシーンでは、息の合った演技を見せてくれました。
ネット上では、「飯豊まりえの吹き替えは上手い」「違和感なく聞ける」「さすが女優」といった称賛の声が多く聞かれました。
飯豊さんの好演は、タレント声優にも実力のある人がいることを証明しました。また、竹内さんとの対比によって、声優としての演技力の重要性を改めて認識させてくれました。
その他の吹き替え声優一覧
「名探偵ピカチュウ」の日本語吹き替え版には、他にも多くの実力派声優が参加しています。
- ピカチュウ:西島秀俊
- ハリー・グッドマン:中博史
- ヨシダ警部補:渡辺謙
- ミュウツー:山寺宏一
- ロジャー・クリフォード:三木眞一郎
- セバスチャン:家中宏
- アン・ローラン博士:林原めぐみ
- ジャック:梶裕貴
- ジミー:石川界人
特に、ピカチュウ役の西島秀俊さんと、ミュウツー役の山寺宏一さんの演技は圧巻です。
西島さんは、お茶目でコミカルなピカチュウを、渋い声で見事に演じ切りました。最初は違和感があった人も、次第にその魅力に引き込まれたのではないでしょうか。
山寺さんは、圧倒的な存在感を放つミュウツーを、重厚な声で表現しました。クライマックスシーンでの迫力は、鳥肌ものです。
このように、「名探偵ピカチュウ」の日本語吹き替え版は、実力派声優たちの熱演によって支えられています。彼らの演技にも注目しながら、作品を楽しんでみてください。
竹内涼真の出演シーンは?
「名探偵ピカチュウ」には、主人公ティム役の吹き替えを担当した竹内涼真さんが、俳優として出演するシーンがあります。
それは、映画の序盤、ティムが列車に乗るシーンです。
名探偵ピカチュウといえばやっぱ竹内涼真のCGのクオリティの高さよ
まるで実写だ…………………………… pic.twitter.com/JifRzziMGQ— ぴくもち (@another_pikuru) January 27, 2021
車内広告に、ポケモントレーナー姿の竹内涼真さんが登場します。赤い帽子を被っていることから、アニメ「ポケットモンスター」の
主人公サトシをモチーフにしていると考えられます。
この出演シーンは、一瞬のことなので、見逃してしまう人もいるかもしれません。しかし、竹内涼真さんのファンにとっては、嬉しいサプライズと言えるでしょう。
また、このシーンは、実写とアニメの世界が融合する「名探偵ピカチュウ」ならではの魅力を象徴しています。ぜひ、注目してみてください。
まとめ
「名探偵ピカチュウ」の日本語吹き替え版は、公開当初、声優陣の演技について賛否両論が巻き起こりました。特に、主人公ティム役の竹内涼真さんの演技には、厳しい声が相次ぎました。
しかし、ヒロインのルーシー役を演じた飯豊まりえさんの好演や、ピカチュウ役の西島秀俊さん、ミュウツー役の山寺宏一さんといった実力派声優たちの熱演によって、作品全体としては高い評価を得ています。
吹き替え版ならではの面白さもありますので、字幕版だけでなく、吹き替え版もぜひ楽しんでみてください。