2023年8月4日に公開された映画「トランスフォーマー/ビースト覚醒」。
ゴリラやチーター、サイなど、動物から変形するビースト戦士たちのダイナミックなアクションに魅了された方も多いのではないでしょうか? 個性豊かなキャラクターたち、そして舞台となる1994年の世界観も魅力的でしたね。
しかし、本作がトランスフォーマーシリーズのどの作品に繋がるのか、時系列はどうなっているのか、疑問に思った方もいるかもしれません。
実は、トランスフォーマーシリーズは公開順と時系列が異なっていたり、スピンオフ作品が存在したりと、少し複雑な構成になっています。
そこでこの記事では、「ビースト覚醒」の時系列や過去作との繋がり、そしてビースト覚醒の前に見るべき作品を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
「ビースト覚醒」をより深く理解し、楽しむために、ぜひこの記事を参考にしてください!
目次
映画トランスフォーマーシリーズ
見る順番は?公開順と時系列順
まずは、映画トランスフォーマーシリーズの公開順と時系列を整理しましょう。
公開順
- トランスフォーマー(2007年)
- トランスフォーマー/
リベンジ(2009年) - トランスフォーマー/
ダークサイド・ムーン(2011年) - トランスフォーマー/
ロストエイジ(2014年) - トランスフォーマー/
最後の騎士王(2017年) - バンブルビー(2018年)
- トランスフォーマー/
ビースト覚醒(2023年)
時系列順
- バンブルビー(1987年)
- トランスフォーマー/
ビースト覚醒(1994年) - トランスフォーマー(2007年)
- トランスフォーマー/
リベンジ(2009年) - トランスフォーマー/
ダークサイド・ムーン(2011年) - トランスフォーマー/
ロストエイジ(2014年) - トランスフォーマー/
最後の騎士王(2017年)
トランスフォーマーの時系列を図で解説
各作品のつながりについて、時系列順に図に表すと次のようになります。
「トランスフォーマー」から「最後の騎士王」までの5作品は、マイケル・ベイ監督による、爆発と破壊の限りを尽くしたド派手なアクションが特徴です。これらの作品は、主人公や時代設定が一部で繋がりがあり、1つのシリーズとして捉えることができます。
しかし、このシリーズは、作品を重ねるごとにストーリーが複雑化し、人間側の主人公も交代するなど、混乱を招く要素も少なくありませんでした。
そこで、原点回帰を目指して制作されたのが、スピンオフ作品である「バンブルビー」です。
この作品は、トランスフォーマー(2007年)から最後の騎士王までの5作品と世界観の繋がりはありません。
「バンブルビー」は、1980年代を舞台に、少女とバンブルビーの交流を描いた心温まる物語で、これまでのシリーズとは異なる魅力を持つ作品として高く評価されました。
そして、「バンブルビー」の世界観を継承し、新たな物語を紡ぎ出すのが「ビースト覚醒」です。
「ビースト覚醒」は、「バンブルビー」と同じ時間軸に位置し、新たな三部作の起点となる作品です。
まとめ 見る順番は?
見る順番は、公開順で問題ありません。
1980年代、90年代が舞台のバンブルビーおよびビースト覚醒は、トランスフォーマー~最後の騎士王までとは異なるシリーズ。
よって、公開順に見ても、時系列的におかしくなるということはないのです。
ただし、最低限に絞って見るのであれば、前作のバンブルビーだけを見るのでも問題ないでしょう。
ビースト覚醒前に予習すべき作品は?
「ビースト覚醒」は、新シリーズの第一弾として制作されているため、過去作を見ていなくてもストーリーを理解し、楽しむことができます。
しかし、せっかくなら「ビースト覚醒」を最大限に楽しみたいですよね?
そこで、より深く「ビースト覚醒」の世界観に浸るために、以下の作品を見ておくことをおすすめします。
1. バンブルビーとの繋がりは?
「ビースト覚醒」を楽しむ上で、ぜひ見ておきたいのが「バンブルビー」です。
「バンブルビー」は、「ビースト覚醒」の直接的な前作であり、両作品には以下の繋がりがあります。
- 時系列的な繋がり:
「バンブルビー」は1987年、「ビースト覚醒」は1994年が舞台であり、時系列的に繋がっています。 - キャラクターの繋がり:
「バンブルビー」に登場するバンブルビーが、「ビースト覚醒」にも登場します。
「ビースト覚醒」では、バンブルビーは既に地球に滞在しており、オートボットの仲間たちと協力して、地球を脅かす敵と戦います。
「バンブルビー」を見ておくことで、「ビースト覚醒」で描かれるバンブルビーの行動や心情をより深く理解することができます。
例えば、「ビースト覚醒」でバンブルビーが人間に対して友好的な態度を示すのは、「バンブルビー」でチャーリーとの間に友情を育んだ経験があるからこそです。
また、「バンブルビー」では、バンブルビーが声帯を損傷し、話せなくなってしまうシーンがあります。
「ビースト覚醒」では、バンブルビーは依然として話せませんが、その理由を知ることで、彼の苦悩や葛藤をより深く感じ取ることができます。
2. 映画1作目
トランスフォーマー(2007年)は?
時間があれば、ぜひ見ておきたいのが、シリーズ1作目である「トランスフォーマー」です。
「トランスフォーマー」は、シリーズの中でも最も評価が高く、興行収入も最大のヒット作です。
個人的にも一番完成度が高い作品だと考えており、世界観を知る上でおすすめの作品となっています。
この作品では、オートボットとディセプティコンの戦いが、地球を舞台に壮大なスケールで描かれています。
最新作のCG技術も素晴らしいですが、「トランスフォーマー」の変形シーンは、当時としては革新的で、今でも見る者を圧倒する迫力があります。
また、「トランスフォーマー」では、シリーズの基礎となる設定や世界観が丁寧に説明されているため、シリーズ初心者の方でも理解しやすい内容となっています。
「ビースト覚醒」を見る前に「トランスフォーマー」を見ておくことで、シリーズ全体の流れを把握し、より深く楽しむことができるでしょう。
3. ビーストウォーズは?
ビースト覚醒に登場するトランスフォーマーは、1996年から放送されたCGアニメ「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」の影響を受けており、動物から変形するビースト戦士が登場する点などが共通しています。
「ビーストウォーズ」は、惑星ガイアに不時着した、ゴリラ型のビースト戦士「コンボイ」率いるマクシマルと、ティラノサウルス型の「メガトロン」率いるプレダコンの戦いを描いた作品です。
「ビースト覚醒」に登場する、ゴリラ型のオプティマス・プライマルやチーター型のチータスは、「ビーストウォーズ」のコンボイやチータスをオマージュしたキャラクターです。
また、「ビーストウォーズ」のアニメ版の声優が、映画「ビースト覚醒」でも同じキャラクターの声を担当しているという点も興味深いところです。
例えば、コンボイ役の子安武人さんは、オプティマス・プライマル役を、「ビーストウォーズ」でもチータス役を務めた千葉繁さんは、「ビースト覚醒」でもチータス役を担当しています。
「ビーストウォーズ」を見ておくことで、「ビースト覚醒」に登場するビースト戦士たちの原型や、彼らの関係性をより深く理解することができます。
もし時間があれば、「ビーストウォーズ」を見てから「ビースト覚醒」を視聴するのも良いでしょう。
「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」は、配信サービスで視聴することはできず、TSUTAYA DISCASの宅配レンタルサービスで視聴することができます。
ビーストウォーズの順番・時系列は?
ビーストウォーズは、長きにわたりシリーズ化されています。
そこで、ビースト覚醒のベースとなっているアニメ・ビーストウォーズの順番や関係を押さえておきましょう。
ビースト・ウォーズは、カナダのメインフレーム社が制作したCGアニメ・トランスフォーマー・シリーズのこと。(西暦は日本放送開始)
- 1997年:ビーストウォーズ
超生命体トランスフォーマー - 1999年:ビーストウォーズ メタルス
超生命体トランスフォーマー - 2004年:超生命体トランスフォーマー
ビーストウォーズリターンズ
ここに、日本オリジナル作品として以下のビーストウォーズが加わります。
- 1998年:ビーストウォーズⅡ
超生命体トランスフォーマー - 1999年:ビーストウォーズネオ
超生命体トランスフォーマー
ビーストウォーズⅡは1996年のビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマーの続編。メタルスが完成するまでのつなぎとして制作された作品です。
図にすると以下のようになります。
ビーストウォーズは旧石器時代(紀元前1万年くらい)が舞台になっており、和製ビーストウォーズのⅡとネオは西暦2970年頃が舞台。
ビースト覚醒はハリウッド映画ですので、予習するのは海外版のビーストウォーズ、メタルス、リターンズの3つで十分でしょう。
ビースト覚醒を無料視聴する方法
「ビースト覚醒」を視聴するには、いくつかの方法があります。
1. 動画配信サービスを利用する
2024年10月現在、「ビースト覚醒」は
Netflixで見放題配信されています。
Netflixは、月額料金を支払うことで、様々な映画やドラマが見放題になるサービスです。
ただし、Netflixは初回無料体験がないため、実質無料で見ることができません。
また、Netflixで見れる新作映画は期間限定の可能性が高く、いつの間にか配信終了になっているケースもあります。
そこでおすすめなのが、U-NEXTです。
U-NEXTでは、「ビースト覚醒」はレンタル作品ですが、初回無料体験期間の31日間で、レンタル600円分のポイントがもらえます。
このポイントを使えば、「ビースト覚醒」を実質無料で視聴することができます。
無料体験期間中に解約すれば料金は発生しないので、ぜひこの機会にU-NEXTを利用してみてはいかがでしょうか。
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2. DVD/Blu-rayを購入
「ビースト覚醒」のDVD/Blu-rayは、Amazonなどのオンラインショップや、ゲオなどのレンタルショップで購入またはレンタルすることができます。
DVD/Blu-rayを購入すれば、いつでも好きな時に「ビースト覚醒」を視聴することができます。
レンタルショップでレンタルする場合は、新作料金になるため、料金が高くなる可能性があります。
3. レンタルショップを利用する
ゲオやTSUTAYAなどのレンタルショップで、「ビースト覚醒」のDVDやBlu-rayをレンタルすることもできます。
新作の場合、レンタル料金が高くなる場合がありますが、手軽に視聴できるというメリットがあります。
まとめ
「トランスフォーマー/ビースト覚醒」は、新シリーズの第一弾として制作された作品であり、過去作を見ていなくても楽しむことができます。
ただし、より深く「ビースト覚醒」の世界観に浸るためには、「バンブルビー」や「トランスフォーマー(2007年)」、そしてアニメ版「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」を見ておくことをおすすめします。
これらの作品を見ることで、「ビースト覚醒」に登場するキャラクターたちの背景や関係性を理解し、より深く物語を楽しむことができるでしょう。
「ビースト覚醒」は、U-NEXTなどの動画配信サービスや、DVD/Blu-rayの購入・レンタルで視聴することができます。
ぜひ、自分に合った方法で「ビースト覚醒」を視聴し、迫力のアクションと感動の物語を体験してください。
この記事では、「トランスフォーマー/ビースト覚醒」の時系列や過去作との繋がり、そしてビースト覚醒の前に見るべき作品について解説しました。
「ビースト覚醒」をより深く楽しむためのお役に立てれば幸いです。
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