11月に公開された、ターミネーター:ニューフェイト。
今回は映画本編における時系列について図を使いながら整理していきたいと思います。ターミネーターニューフェイトは時系列的に矛盾が生じているのかどうか掘り下げていきます。
ターミネーターシリーズにおける時系列は、下の記事をご覧ください。

目次
ターミネーターニューフェイトは矛盾してる?



上の記事でターミネーターニューフェイトの時系列にふれたときに次のような考察をしました。
T2でサイバーダイン社を破壊した時点で未来にスカイネットは存在しない
ターミネーター2でサイバーダイン社が破壊された時点で、新たなタイムラインができました。そして、ニューフェイトの冒頭でジョン・コナーを殺害を目論むT-800が現れました。
このことから、ジョンが指揮をとる未来は変えられなかった。過去を変えても未来は変わらず、分岐したところから新しいタイムラインができただけだと考察しました。
ただ、これだとそもそも存在するはずがないスカイネットから、未来で指揮をとるはずがないジョン・コナーを殺害するという矛盾が生じてしまいます。
また、未来から考えると、サイバーダイン社が破壊された後の時系列にジョン・コナーを殺害するようにT-800を送っても、それより後の未来にはスカイネットが存在していないので送る行為自体が無意味です。
そして、分岐して新しいタイムラインができる考え方だと、ジョン・コナーを殺害した時点でまた新しいタイムラインができてしまいますね。
もしT2のときにT-1000のほかにもターミネーターが送られていたら?
それではもし、ターミネーター2のときにT-1000の他にもジョン・コナー殺害を命令されたターミネーターが送り込まれたらどうでしょう。
ターミネーター2ではジョン・コナーを殺害を目論むT-1000が登場。最終的に彼を溶鉱炉に沈め、後にスカイネットを開発するサイバーダイン社も破壊。
先程も述べましたが、この時点でスカイネットが存在する未来は消えているはずです。
ただ、サイバーダイン社が破壊される前にジョン・コナー殺害を目論むターミネーターが他にもいて、1994年以降も生き延びていたらジョン・コナーを殺害することは可能です。
過去に送られた時点でジョン・コナー殺害だけをプログラムされていると思われるので、たとえ未来が変わってもターミネーターの行動は変わらなかったと予想されます。
そして、ニューフェイトの冒頭でT-800がジョン・コナーを殺害。もしかしたら、殺す前はジョンが何らかの組織で指揮をとるという未来があったかもしれませんが、その未来も消滅。
同時にジョン・コナーが存在しないタイムラインが生まれます。このタイムラインがニューフェイト=新しい運命ではないかと。
このタイムラインの未来では、リージョンというスカイネットに代わる組織とダニー率いる抵抗軍が交戦。
彼女を脅威に感じたリージョンが彼女を殺そうと過去にターミネーターRev-9を送ったと考えられます。
サラ・コナーがジョンが亡くなった後にターミネーター狩りをしていたのも、そのターミネーターがT2のときに送られたターミネーターの残党だったことで辻褄が合います。
最後に
以上、ターミネーター:ニューフェイトの時系列について図を使いながら解説しました。
T2でサイバーダイン社を破壊した時点で、未来にスカイネットが存在しません。ですからオリジナルのタイムラインからジョンを殺すため、過去にターミネーターを送ることは不可能。
なので、T2のときに送られたターミネーターの残党の一人T-800が彼を殺したという考察でした。
シュワちゃんが、ジョンのためにってメールを送っていましたがその際にターミネーターがタイムスリップしてきた際の電磁波を計測して座標を送る的な事を言っていました。
なので、スカイネットがT2の時に1年後、更に1年後に到着するように何体も送り込んだって事ですかね。
22年分も。。。
私も上映中はそれが気になってしまいました。
矛盾はしてないですよ。ニューフェイトのT-800はT-1000と同時期に送り込まれた個体なので、スカイネットが消える前です。T-1000が失敗した時のためのバックアップだったのか、それとも同時にジョンを狙うつもりだったのかは不明です。
コメントありがとうございます。