11月8日に日本公開するターミネーター:ニューフェイト。アメリカを始め海外では既に公開していますが、オープニング成績があまりよろしくなかった模様。
今回はターミネーター:ニューフェイトがなぜ爆死してるのか。海外の評価や興行収入を過去作品と比べながら見ていこうと思います。
目次
ターミネーター:ニューフェイトのオープニング成績
まずは、ターミネーター:ニューフェイトのオープニング興行収入から見てみましょう。
2019年11月1日(金)に全米公開されたニューフェイトの週末のオープニング成績は2900万ドルでした。評論家の事前の予想では4000万ドルは超えると予想されていましたが、残念ながら届かず。過去作を見ても苦戦しているのがわかります。
- ターミネーター3→4400万ドル
- ターミネーター4→4300万ドル
- ターミネーター:ジェニシス→2700万ドル
- ターミネーター:ニューフェイト→2900万ドル
前作のオープニング収入は超えたものの、リンダ・ハミルトンが出ていないターミネーター3やシュワちゃんすら出ていないターミネーター4と比べて成績がよろしくないないので、爆死していると言われても仕方がないですね。
なぜターミネーター:ニューフェイトは爆死しているのか?
ではなぜターミネーターニューフェイトが爆死してるのか、個人的な意見を述べていこうと思います。
ターミネーター2以降の3作品で裏切られたから見ない
1984年に1作目が公開され、スター・ウォーズと同じくらい昔からのファンの人は多いでしょう。そういう人たちは、ターミネーター2をどうやって超えてくるかとずっと楽しみにしてきたはず。
ところが、2以降の3作品でファンが求めていたものが出てこず。3度目の正直となったジェニシスではシリーズ最低成績を収め、前作で映画館で新作ターミネーターを観るのを諦めたという人も多いのではないでしょうか。
「正当な続編」に期待しすぎた
日本では予告編で「ターミネーター2の正当な続編」とPRされており、おそらく海外でも同じように言われていたと思います。
それだけにやっとターミネーター2と同じレベルの続編が見れると期待した人が多いでしょう。そしてその期待が制作側が予想するものをはるかにに超えてきたのではないでしょうか。
特に昔からのファンは1991年のターミネーター2から28年間正当な続編を追い求めてきたと思うので、その期待値は破壊しれないですよね。いざ見てみたらこれが正当な続編?と疑問を抱く方がいたと思われます。
そこまで期待していなかった人たちは、金曜日の初日の雰囲気を見て、正当な続編に値しないという評価に感化され、観るのは諦めたという人もいるのではないでしょうか。

サラ・コナーに依存しすぎ?
まだ観てないのでどういうストーリーになっているかわかりませんが、リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーにフォーカスしすぎるあまり脚本がおろそかになった、彼女に縛られて大胆なストーリーがつくれなかったとも考えられます。
最近ではスター・ウォーズなど、シリーズ映画で過去のキャラクターを出すことが多くなりましたが、それが単なる客寄せのためでは本当につまらないと思います。
ターミネーター世代がもう映画館に行かない?
ターミネーター1作目が公開されたのが1984年、2作目が公開されたのが1991年です。この頃映画館に足を運んだファンはおそらく当時20歳以上。この人たちが現在48歳以上だと考えると、彼らの中でもう映画館に行かないという人が多いのではないでしょうか。
ジャンルにもよりますが、やはり、映画館には若い世代が多い印象です。なので、昔からのファンが多いターミネーターお客さんを集めるのが難しいのではと思います。
ターミネーター:ニューフェイトの評価は?
アメリカの映画評論サイト「Rotten Tomatoes」の評価は以下の通り
まだ公開したばかりなのでこの評価が全てではありませんが、前作のジェニシスに比べたら評価はいいように思います。シリーズで見てもおそらく1作目、2作目に続く3番目に良い評価。
なので、最初から観るのを諦めているがためにOP興行収入があまり良くないと考えられますね。見たら意外と楽しめたという人も多いでしょう。



最後に
以上、ターミネーター:ニューフェイトの爆死について評価やオープニング興行収入を見ながら考察しました。
昔からあるフランチャイズ映画で正当な続編ということで期待したファンが多かったはず。なのでその期待を超えてくるか否かで今作品が面白いと感じるかつまらないと感じるか変わってくると思います。